2)告白のテクニックって
恋愛テクに自信がない男子の人は、僕が「女の子の取扱い説明書」シリーズの著者だと知ると、
「あのう、これなら彼女が一発でOKする告白法って、ありますかね? やっぱり、サプライズ演出とかって有効なんでしょうか?」
なんて訊いてくることがあります。
まあ、それって、海外の投稿動画とかテレビの影響もあるかもしれませんね。
しかし、そういう質問に僕はいつもこう答えることにしています。
「彼女がOKするかどうかは、もう告白する前に決まってるからそんなこと気にすんな」
僕にも、若い頃、苦い経験がいっぱいあるんですが、まだ、付き合ってもない仲で、女子に告白する、という戦術は、もっとも成功率が低い、いわば、最も駄目なアプローチ方法なんです。
僕自身、そういう告白をしているうちは、全然ふられてばかりでさっぱり女子にモテませんでした。
そして、ある時、気づいたのです。
つまり、恋愛関係になる、付き合い始めるのに、「告白」なんてする必要は全くなく、むしろ、そんなことをするのは、マイナスなのだ、と。
「告白」というのはね、もう付き合ってしまって、相手の女子が、「言えよ! 本気だって、言えよ!」と思うタイミングで、確認作業的に言えばいいんだって。
つまり、それって、男子が自分で言っているつもりで、女子に言わされている、ということ。出来レースということ。
恋愛経験の浅い男子というのは、つい、不安になってしまって、恋愛のしょっぱなとか途中とか、女子に確認したくなってしまう。
「好きです。付き合ってください」
みたいに。
恋愛途中でも
「あ、あの、今夜、一緒に過ごさない?」
とか。
まあ、別に、そいつが全くダメという訳ではないんだけど、女子にいちいち許可を求める、確認する、というのは、あまり感心できないこと。