と、こんなことをいうと、「強み以上のモノ? ってなに?」となるでしょうが、別に難しいことでもなんでもありません。強み以上のモノを引き出すヒントとなるのが、弱みです。とこういうことをいうと、さらに「強み以上のモノ…弱み?」と余計に混乱するかも知れませんが、でも弱みを押さえておくことが非常に重要です。
弱みとは何か? たとえば、駅から遠い場所にお店や会社がある、とか、人手が少ない、とか、価格が安く出来ない、など色々あるでしょう。つまり、今更どうしようもないものや、中々改善しにくいものです。こうしたものが強み以上のモノを引き出すウリになってくるのです。
駅から遠いのであれば、それでもわざわざやって来てくださるお客様がいる。ということは、目的意識の高いお客様向け。人手が少ないのであれば、少数精鋭。価格が安く出来ないというのは、それだけ質にこだわりがある。
などなど…、あらゆる弱みを角度を少し変えてみるのです。そうやって、自社や自店の強みにこれらの弱みの要素を加えることで、強み以上のモノ、即ち、魅力を打ち出していくことが出来ます。
魅力というのは、「他社がこうだからうちはこれで勝負」というようなことや差別化がどうのこうのとかいう問題でもありません。自社、自店に元々備わっている強みと弱みの部分をひっくるめて魅力です。
たまにこんなこと言ったりしませんか?「完璧な人よりどこか抜けている感じの人が人間っぽくて魅力的だ」なんて。そういうことなのです。なのに、冒頭でも書いたようにみな強みばかりに目がいくから結果、差別化にもウリにもなんないのです。
ぜひ弱みにも目を向け光を当ててみましょう。今まで気がつかなかった自社、自店の魅力が引き出されることでしょう。
ということで、御社にはどのような弱みがありますか?この機会にぜひみなさんで話し合ってみてください。
今日のまとめ
『弱みは魅力を引き出すカギとなる。』
- 自社、自店の弱みを列挙する。
- 列挙したことを角度を変えてみんなで話し合う。
- 上記2点を軸に自社・自店の魅力をまとめる。
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