エヴァンゲリオン文字
エヴァンゲリオンで使用されている力強い明朝体といえば「マティスUB」ですね。エヴァンゲリオン文字(エヴァ文字・エヴァフォント)と呼ばれています。
ちなみに、UBはウルトラボールドの略称で、ウェイトが非常に太い書体です。
縦組みと横組みで、これだけきれいに整列させて表現すると楽しくなりますね。
そして、この「マティスUB」という明朝体が使用されることで、エヴァンゲリオンの世界観が自然と伝わってくるのが不思議です。
2番目と3番目の事例は、音楽番組の歌詞で使用されているテロップ文字です。音楽の歌詞テロップは明朝体が多いような気がします。
放送局が違うというのもあると思いますが、女性ボーカルの歌詞では細めか標準の太さの文字、男性ボーカルの歌詞では太めの明朝体が使われてました。
明朝体って、いろいろなフォントメーカーから何種類も発売されています。そして、同じ書体でも太さ(ウェイト)が3~8種類ぐらいあります。
明朝体は「これは○○書体だね」とすぐに分からないケースが多いですね。
でも、コンテンツに相応しい明朝体をじっくり選択し、適切なウェイトできれいに文字を組むと、アピール力や伝わる感性や感情が大きく変化するのではないかと思いました。