インターネットが殺せなかった「物流業者」が勢いを増してきた

 

オムニチャネル戦略の発展により物流業者の役割が増大する可能性がある

たとえば、セブン&アイ・ホールディングスの「オムニセブン」をはじめとする小売店舗での商品の受け取りが今後発展していけば、物流はより複雑化するため、物流業者の役割はより増していきます。製造業者から小売店舗への配送までに物流拠点が介在することになるからです。

これには異論があるかもしれません。オムニセブンのようなオムニチャネル戦略は物流を効率化することが目的でもあるからです。ただ、オムニチャネル戦略内での物流は効率化するかもしれませんが、物流の段階が増えることには変わらないので、全体的には物流は複雑化するのではと考えます。

オムニセブンのようなオムニチャネル戦略が普及していけば、物流はより複雑化することが予想されます。物流業者の地位が向上していくことでしょう。そうなると、小売業者や飲食店は、物流業者との付き合い方を変えていかなければならなくなるかもしれません。今のうちから関係性を強化していくことが求められそうです。

image by: Wikimedia Commons

 

店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業
著者/佐藤昌司
東京MXテレビ『バラいろダンディ』に出演、東洋経済オンライン『マクドナルドができていない「基本中の基本」』を寄稿、テレビ東京『たけしのニッポンのミカタ!スペシャル「並ぶ場所にはワケがある!行列からニッポンが見えるSP」』を監修した、店舗経営コンサルタント・佐藤昌司が発行するメルマガです。店舗経営や商売、ビジネスなどに役立つ情報を配信しています。
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