雑談で盛り上がらない人がついついやってる「8つの禁じ手」とは

 

4.否定する

雑談は、議論や交渉とは異なり、意見の対立は不必要であり、説得により自分の考えを通すものではありません。相手の言葉を否定して、自分の考えを述べるようなことはしてはなりません。

「でも」「しかし」といった逆説言葉を使うこともできるだけ避けたいところです。

5.相手より自分が上であるとアピールする

最近は「マウンティング」という言葉で表されるこの行為。たとえば相手が最近の仕事の話をしたとき、自分のほうが大きな仕事をしていることをすぐに言いたがる人がいます。いうまでもなく、これは不快感を与えます。

その手のことを言いたがる人は、実は自己評価が低く相手を下に見ないと自尊心が保てない寂しい心の持ち主なのではないでしょうか。

6.質問し、相手が答える前にさらに質問する

会話はクエスチョン&レスポンスで進んでいくもの。

たまに、質問に対しじっくりと時間をかけて考え、なかなか答えを出さない人もいます。そのとき、沈黙を極度に恐れるあまり、あるいは気を使っているつもりで、相手が答えないうちに違う質問をかぶせてしまう人がいます。

しかし、これでは相手がせっかく考えた答えを無駄にしてしまいます。質問をしたら答えまでじっくり待ちましょう

7.質問の連打

自分の情報を明かさず、また相手の言葉から話題を展開させることもせず、質問だけを繰り返す態度。まるで「名前は」「年齢は」「職業は」と、次々に聞いていく警察の尋問のようで圧迫感があります。

こちらの質問に答えてくれたときは、その答えから話題を展開させるように努めましょう。

8.相槌や共感をしない

雑談は、論理・理性のやり取りではなく、感情のやり取りであり、「共感」のコミュニケーションです。

相手の話への興味、共感を示すため、大きくうなずいたり、「なるほど」、「そうですね」といった相槌の言葉を入れたりするのを忘れないようにしましょう

詳しくは、こちらの本をご参照ください。

雑談の戦略」(大和書房)

image by: Shutterstock

 

弁護士谷原誠の【仕事の流儀】
人生で成功するには、論理的思考を身につけること、他人を説得できるようになることが必要です。テレビ朝日「報道ステーション」などでもお馴染みの現役弁護士・谷原誠が、論理的な思考、説得法、仕事術などをお届け致します。

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