今年のノーベル医学・生理学賞の受賞者に、生物が細胞内でたんぱく質を分解し再利用する「オートファジー」の仕組みを解明した東京工業大学栄誉教授の大隅良典氏が選ばれました。この話題を受け、無料メルマガ『店舗経営者の繁盛店講座|小売業・飲食店・サービス業』の著者で店舗経営コンサルタントの佐藤昌司さんは、「好きなことを続けること」の大切さとそれをビジネスに活かす方法論を説いています。
ノーベル医学賞受賞の大隅氏から学んだコト
こんにちは、佐藤昌司です。ノーベル医学・生理学賞を東京工業大学の大隅良典栄誉教授が授与されることが決まりました。
飢餓状態に陥った細胞が自らのタンンパク質を食べて栄養源にする自食作用「オートファジー」の仕組みを解明し、生命活動に欠かせない基本的な現象を明らかにしたことが評価されました。日本人の受賞は3年連続です。単独受賞の快挙を成し遂げました。
10月4日の産経新聞にある大隅教授の言葉が印象的でした。
「自分の興味に素直になってサイエンスを楽しまなくては、新しいものは生まれない」(産経新聞/平成28年 日刊26,500号)
これは科学の分野だけでなく、ビジネスにも当てはまることだと思います。自分が興味をもてるビジネスでないと、新しいものは生まれません。長続きしないからです。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。ビジネスで成功するための秘訣は、この言葉に帰結するのではないかと私は思っています。どんなに能力があっても、好きではないことに力を注いでも長続きせず、成功に至らないケースが少なくないからです。