「でも1年頑張ったら、来年は、オーナーも知らない仲じゃないんだし、ちょっとは安くしてくれるかもよ。 実際、下北店のビルオーナーはそうだったんだから」
とまだ言います。
絶対、ありえません。
だって、今回、ニューヨーカーに愛され、世界中の観光客から愛されている名物レストランですら、更新時かなり値上げされたんだから。
以前も、どこかで書きましたが、ここマンハッタンは街自体が「巨大な展示場」。
そこまで値上げするユダヤ人支配に、借り手側(ビジネスする方)も、ここ数年で、対策を考え出し始めました。 ビジネス自体の考えを、みなさん根本的に変えるようになったのです。
最初から3年なら、3年で、店をたたむことを想定してビジネスを展開するようになりました。
その間に、世界の中心地である、ここマンハッタンで稼ぐだけ、稼ぐ。 稼げなくとも、世界中の人間が集まるこの街で、これ以上ないほどの宣伝をする為のフラッグショップとしての役割を利用するのです。
そう考えると、この世田谷区くらいの大きさのマンハッタンという街は、ここ自体が巨大な展示場と言えるかもしれません。
ニューヨークでビジネスを展開している、というブランディングは、本国の売り上げアップにもつながるそうです。
街自体がプロモーションの場所であるー。
実は、これは「企業」に関してだけ言えることではなく、「人間」も同じだという人もいます。
一定期間、この街で、ビジネスなり、勉強をすると、後に「あの人、ニューヨークでもシゴト(ベンキョウ)していたらしいよ」と、自身のキャリアにとってもプラスに作用することがあるらしい。
個人的には「なんだ、それ」と思わざるを得ません。 あまりにも旧態依然の考え方です。
「いるだけ」で「偉い」ことなんて何もない。 ありえない。