当たり前の話ですが、場所がどこであれ、最も大切なことは「なにをしているか」。「どこ」なのかは意味がまったくないことだと思います。
にも関わらず、一方では「滞在している」だけで優越感を持っている人も、日本人、アメリカ人問わず、いるのは事実です。 僕の知り合いにもいます。
「NY支店」があるだけで本国の店舗の売り上げがアップしている企業も、事実あります。 名前は伏せるけど。
その人が、なにをしていようが(なにもしてなくても)、その店が、赤字を垂れ流しても、いるだけで、あるいは、あるだけで、ブランディングになる街—。
どこかが間違えています。
ひょっとすると、人が生活するのに、ある意味、これ以上、不自然な街は世界中のどこにもないのかもしれません。
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『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』 より一部抜粋
著者/高橋克明
全米No.1邦字紙「WEEKLY Biz」CEO 兼発行人。同時にプロインタビュアーとしてハリウッドスターをはじめ400人のインタビュー記事を世に出す。メルマガでは毎週エキサイティングなNY生活やインタビューのウラ話などほかでは記事にできないイシューを届けてくれる