なぜ日本人は海外で会話から取り残されてしまうのか?

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海外への旅行や留学、出張などの際に、自分以外が全員ネイティブスピーカーだった時、英会話のスピードが速すぎて聴き取るので精一杯、気がつくと、完全に会話に取り残されてしまっていた・・・そんな困った経験のある人は結構多いのではないでしょうか。異文化コミュニケーションのヒントを提供しているメルマガ『心をつなぐ英会話メルマガ』で、そんなピンチを脱するヒントを解説してくれています。早速見てみましょう。

日本人は会話の流れを遮ることを恐れすぎている

今週のテーマは、「アメリカで、話題についていけず、会話から取り残されたらどうしよう!?」です。

「アメリカに出張することが多いんですが、いつも向こうの人と食事をしたりするとき、話ができなくて困るんです」

会話についていけないってことですか?」

「例えば、向こうの人が数名いて、僕が一人のときなんか、最悪なんです。彼らが自分たちだけの話題に没頭すると、まったく取り残されてしまうんですよ」

「何の話題って尋ねてみればいいじゃないですか」

「そんなことできませんよ。だって、彼らはとても早いスピードで全く知らないことをしゃべるんです。ついていけないですよ」

「そうじゃなくて、相手の話を遮って、ちょっと待って何の話題?教えてよっていえばいいんですよ

海外で、向こうの人の会話の輪に飛び込めなくて、一人ぽつんと取り残された経験はないでしょうか。大抵の人にはそんな過去があるはずです。英語を必死に勉強して、やっと向こうで会話に慣れかけた頃、友人もできて食事などに行くんですが、そこで現地の人たちだけがいきなり会話で盛り上がって、自分だけが取り残されるといった経験があるはずです。

よくいわれるように、英語の場合、相手の話についていけないときは、自分から進んで相手の話に割り込んで、

Excuse me. Tell me what you are talking about..

なんて言って積極的に話に加わらないと、会話のループからはずれてしまいます。

「でも、そんな積極性って日本人にはちょっと難しいですよ」

「確かに。でもそれをしないと永遠にアメリカ人の話題を理解できずにいることになりますよ」

「じゃあ、あえてちょっと待ってよと話を遮っていいんですね

「もちろん。そうしても誰も変には思いませんよ」

「では、そのあとはどうすればいいんですか。相手がごめんごめん、今話していることはねといって、説明してくれたところで、そのあともなかなかついてはいけないかもしれませんね」

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