安倍総理が「トランプ会談」で絶対に言ってはいけない3つのこと

kitano20161115
 

当選前は日本への暴言や無茶な要求など「言いたい放題」だったトランプ次期大統領ですが、選挙後の電話会談では安部総理の経済政策を評価するなど、終始和やかなムードだったと伝えられています。11月17日にはニューヨークでの会談も決定。これを受け、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、著者の北野幸伯さんが、安部総理がトランプ氏と会う際の注意点を記しています。

安倍総理がトランプに会う際の注意点

世界の報道を見ると、「トランプ・ショック」は続いているようです。日本だけでなく、世界中の人がびっくりしたのですね。

しかし、RPEの読者さんだけは、驚かなかったようです。トランプ当選後たくさんメールをいただきましたが、たとえばYさんは、

北野様

 

いつもRPEで有益な情報をありがとうございます! 遂にアメリカ大統領選挙はトランプさんが勝ちましたね!私の周りでも、「驚いた…!」「これからどうなるの?」とビックリしたり悲観したりしている声がありました。

 

でも、私はそんなに驚きませんでした。なぜなら、RPEを読んでいたからです。RPEのおかげで、以前よりだいぶ大きな視点で冷静に物事を見られるようになったことを実感できました。感謝です!

こういうメールをいただくと、「配信してて良かったな」と感じます。

さて、「ヒラリーが必ず勝つ!と信じていた日本政府。完全に読み間違えていた。しかし、安倍総理は即座に動き始めました。トランプさんに電話をし、アポをとったのです。

安倍首相とトランプ氏、17日に会談へ 電話会談で合意
トランプ氏「日米の特別な関係をさらに強化したい」

産経新聞 11/10(木)9:04配信

 

安倍晋三首相は10日午前、米大統領選に勝利した共和党のドナルド・トランプ氏と電話会談を行い、17日に米ニューヨークで会談する方向で調整を進めることで一致した。

 

早期にトランプ氏と会談し、日米関係の重要性を確認するとともに、日米が直面する課題などについて認識の共有を図る考えだ。

速いですね~。すばらしい! 17日に会談だそうです。電話では、どんな話をしたのでしょうか?

電話会談の冒頭、安倍首相は「トランプ次期大統領の類いまれなリーダーシップにより、米国がより一層偉大な国になることを確信する」と祝意を伝えた。

 

これに対しトランプ氏は「安倍首相の今日までの業績について高く評価している。今後数年間、共に働くことを楽しみにしている。日米関係は卓越したパートナーシップであり、この特別な関係をさらに強化していきたい」と述べた。

安倍総理「米国がより一層偉大な国になることを確信する」。トランプさん「日米関係は卓越したパートナーシップであり、この特別な関係をさらに強化していきたい」。

トランプさん、選挙戦中は、「在日米軍を撤退させる!」「日本が核保有するのは悪くない!」「朝鮮戦争が起こってもアメリカには関係ない、日本と韓国には、グッドラックだ!」などと過激な発言を繰り返していました。しかし、電話会談では、穏やかだったようです。

というわけで、17日、安倍総理とトランプさんの会談が行われます。今回は、この会談を成功させるためのポイントについて考えてみましょう。

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