紙のリサイクルは「天下り企業」を潤すだけの無駄。武田教授が暴露

 

もともと、零細企業がやっとやっていた紙のリサイクルを、認可企業と官庁がやるのですから大赤字が出て、それは今でも税金で補填されています。

また紙は樹木からできますが、森に生えている樹木の内、材木に使われるのは約5分の1です。成長期には間引き、枝打ちなどをするので端木が出ますし、最終的に丸太を得ても、材木の大半は四角い形をしているので、多くの部分を捨てることになります。

そんなことは庭木は季節ごとに枝打ちをしないと繁って困るのは誰にでも分かっています。しかし、間引き、枝打ちですら「森を破壊する」とされました。その結果、日本の森は荒れ、枝は生え放題、細い杉の木が乱立して、そのうち倒壊し、それが大雨の時に川に流れて橋桁のところで対流して氾濫するという二次公害も起こるようになりました。

もともと「植物と動物」というのは共存関係にあり、森の奥には楢、クヌギ、栗などの広葉樹が多く、それから落ちるドングリなどを食べて野生動物が生活し、山の麓には人間が材木や紙として利用するスギ、ヒノキという針葉樹があるというのが「自然と人間や動物の共存」というものでしたから、それが一気に紙のリサイクルで破壊されたのです。

print
いま読まれてます

  • 紙のリサイクルは「天下り企業」を潤すだけの無駄。武田教授が暴露
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け