お酒のお供にもなり、ご飯も進んでしまう「豚キムチ」。今回の無料メルマガ『おひとりさんが健幸的に食べるシンプル調理の和風レシピ!』では、著者で現役板前のgatugatu佐藤さんが、ただ炒めるだけなのにひと味違う豚キムチを紹介してくださっています。さらにご飯が進んでしまうこと間違い無しですよ。
かつお濃い! 豚キムチにら玉の旨辛炒め
gatugatu佐藤です。「豚キムチにら玉の旨辛炒め」を伝授します。今回の「にら玉」はオムレツにら玉のように、「かっこよく『形』を作る」というテクニックがいりません。炒めるだけ。野菜炒めを一度でも作ったことがあれば簡単にできます。いつも私のブログを見てくれているあなたなら「朝めし前」で作れる料理だと思います。
白菜キムチの辛味と旨味、玉子の甘味がバランスよく混ざってニラの香気も抑えられ程よく辛い「旨辛味」。豚肉の旨味がさらに美味しさをワンランク上げてくれます。これ、間違いなくゴハンをおかわりしたくなる「味」なので、いつもの2倍の米を研いでおいたほうがよいでしょう。「おかわり確定おかず」なので、めんどくさがりな方は始めからどんぶり鉢にゴハン大盛りでついで、「豚キムチにら玉の旨辛炒め」をその上にのせて「丼」するのも有りです。ニラの香りが鼻にふわっと入ると食欲スイッチがオン! 大口空けてかきこみたくなるはずです。
この、「豚キムチにら玉の旨辛炒め」は、炒め物に玉子とにらが混ざったタイプの「にら玉」。卵を先に綺麗に焼いて豚肉、にら、キムチを炒めて、そこに玉子をぶち込む……だけ。味付けも必要なし、キムチに付いた味だけで十分美味しくなります。私、豚キムチ炒めは好きでよく作るのですが、今回の「にら玉」入りは初めて。玉子の甘味が全体の味バランスをよくしている気がしましたね。「にら」は、かなりたっぷり入れたのですが、私の中ではニラの存在は薄かったです……。キムチの味だけで十分美味しいのですが、ちょっと物足りなさを感じる方もいると思ったので、「ある隠し食材」をぶち込んであります。すでに答えは、料理名のところに書いてありますが……レシピ見ておいて下さい。
レシピ
【材料】
豚肉(もも肉切り落とし)……100g
(こま切れ肉やばら肉でもOK)
白菜キムチ……100g
にら……2/3束(60~70g)
卵(L玉)……3個
カツオ節……軽く一握り
胡麻油(いり玉子用)……小さじ1杯(5cc)
胡麻油(炒める用)……小さじ2杯(10cc)
白胡麻……2つまみ(3本指)
1.にらは、2cm幅に切ります。
先に2~3等分して束ねてから2cm幅に切る方が早く切り終われます。
2.卵は、ボウルに割り入れ、菜箸で混ぜます。
白身が黄身に混ざって見えなくなる程度まで混ぜます、縦、横、回す、色々な方向に菜箸を動かして混ぜると早く混ざります。
3.いり玉子(スクランブルエッグ)を作ります。
フライパン(できれば中華鍋)を強火で熱し、胡麻油を入れフライパン全体になじませます(全体に胡麻油を広げる)。1分ほど加熱したら、(2.)の卵を一気に全部入れます。
4.「中火」にして、木へらを使って混ぜながら焼いて固めていきます。
早く混ぜて粒の細かい「いり玉子」にするのではなく、玉子の固まりが大きくなるように木へらをゆっくり縦、横に動かし熱が通った玉子を中央に寄せて固めていくイメージです。
5.写真のように粗い固まりになればOK。
焼色が付かないよう、「綺麗な黄色のいり玉子」に仕上げるのがコツです。
6.卵が入っていたボウルに移し変えます。
7.フライパンは洗わずそのまま火にかけ、強火にして再度胡麻油を入れ全体になじませます。
30秒ほど熱したら豚肉を入れ、混ぜながら炒めます(豚肉は切り落とし肉なので切る必要は無いですが、大きなまま混ざっている場合は、手で小さくちぎっておいて下さい)。
8.豚肉に熱が通り赤い部分がほぼ消えたら、にらをぶち込みます。
強火のまま、さらに混ぜて炒めます。
9.にらがしんなり柔らかくなったら、キムチをぶち込みます。
すかさず混ぜ、炒めます(フライパンもゆすって全体に混ざるように炒める)。
10.キムチが混ざったら、弱火にしてカツオ節をかるく一握りぶっかけます。さらに混ぜます。
11.いり玉子も加えて、ザックリ混ぜます。
いり玉子の固まりが小さくならないよう、かるく混ぜ込むイメージ、丁寧に混ぜなくでいいです。
12.平皿に盛り付けたら、白胡麻をぶちまけて完成です!
豚肉、キムチ、にら、玉子、カツオ節が揃えばすぐ作れます。ごはんのおかわり確実! 是非やってみて下さい!