太宰治は本当に「人間失格」だったのか? 算命学で見る文豪の宿命

 

宿命の半分以上が知の要素で埋まっています。ということは、知性が高いのか? というとそれは宿命だけではわかりません。言えることは、知性が高いか低いかにかかわらずあれこれいろいろ考え続けてしまう傾向にあるということです。なにか情報を得て、あれこれ考えるのが好きでそうせずにはいられないところがあるのです。かと言って、考えていることに意味があるのかまたその内容は正しいのかもしくは見当外れなのかはわかりません。

このような宿命の傾向を持つ人は「たくさん勉強するといいですよ」とアドバイスされることがあるかもしれませんが最も大切なのは使える考え方を学ぶことなのです。どういうことでしょうか?

とにかくいろいろ考え、勉強したくなる傾向があるのでその傾向を、意味のある有益なものにしなければなりません。そのために必要なのは、適切な情報や知識の取捨選択能力とそれら情報や知識を実利的に使いこなす応用力です。これこそが、知の要素を活かすために大切なことだと思います。これらの能力が十分に養われていないとエセ科学やトンデモ話を簡単に信じ込んでしまいあっというまにふわふわとした不思議な世界に行ってしまいます。

世の中は、なんの裏付けもない間違った情報で溢れかえっています。その中から、信頼できる情報を選び学習し実際に使える能力として会得してはじめて知の要素を活かすことができるのです。

私見ですが、それにはやはり基礎学力が大切だとおもいます。きちんとした読解力、基礎数学の概念、そして科学の基礎と社会常識だけでもきちんと身に付けておけば例えばネット上の広告記事などにあるさまざまな情報をその内容が適切かどうか、自分で評価できるはずです。義務教育での適切な学習と家庭でのしつけが大切なのです。

太宰先生にとって、知の要素を活かすことは自身の宿命を活かすための最重要課題です。そして、その知の要素を活かすためには…

  • 宿命の土台をしっかりさせること
  • 使える考え方を身につけること

の、2つの課題をこなすことが不可欠です。太宰先生の宿命のように内包する要素の半分以上を同じ要素が占める場合、その要素を活かすことはとても難しくなります。さらに大変なことに、太宰先生の宿命はその土台作りも、一筋縄ではいかない難しさがあります。最悪の場合「わけのわからないことを考えてばかりいて何の役にも立たない人」になってしまうかもしれません。どうすればいいのでしょうか? まず、両親の教育方針と家庭環境が大切です。具体的には、しつけと環境の「厳しさのさじ加減」が大切…というか、とても難しいのです。

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