会社の発展にとって「人材育成」は欠かせないものですが、その方法に関してはこれといった「正解」がみつけづらい、難しい課題でもあります。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で現役コンサルタントの梅本泰則さんが、「人間は皆認められたいもの」とした上で、「ナンバーワン社員評価シート」を使い社員のモチベーションを高める方法を提案しています。
社員を育てる簡単な方法
以前、私に「いい社員が入ってこない」と嘆いておられた中小企業経営者がいました。これは、多くの中小零細企業の社長が持っておられる悩みの一つです。しかし、一方でこう言われる経営者の方もいます。
「中小企業に優秀な社員が入ってくるなどとは思わない方が良い。入ってきた社員を育てるのが社長の仕事だ」。
素晴らしいですね。きっとこの会社では、社員が立派に育っているに違いありません。とはいえ、どうしたら社員がうまく育つのでしょう。ここが問題です。世の中では、いろいろな「人の育て方」が提案されています。よく言われているのが、
- ほめて育てる
- 叱って育てる
- 自分の背中を見せて育てる
- 自ら実行してみて育てる
といった方法ですね。最近では、特に「ほめる」ことに光が当たっています。そのためのセミナーや研修も盛んなようです。「ほめる」のが難しいからです。逆に、「叱る」ことだって簡単ではありません。
ところが、「育てる」のに、結構簡単な方法があります。知りたいですか? ではお教えしましょう。それは、「認める」という方法です。