未来に悲観するのはもうやめよう。武田教授が予測「100年後の日本」

 

100年前には想像もできなかたった今の日本。100年後も更なる進化が

動植物にとっても朗報です。

ドーム(1つのドームに約1万人程度が住み、巨大ドームには100万人程度が収容できます)とドームは高速道路、高速鉄道などで結ばれ、コーヒーを飲みながら移動します。途中で降りたければ降り、そこには素晴らしい自然が待っていて、平地に拡がった畑、リスが跳ねる芝生、向こうに森林、近くにバーベキュー屋さん…という感じです。

環境運動家は「自然と共生」などと言っていますが、具体策がありません。この都市ドーム方式では、規則を守ることができる人間がドームに閉じこもり動植物は自由にという逆転の発想ですから、矛盾は生じません。山奥には広葉樹を植えて、ドングリなどを野生動物が食べ、森林を利用するためにドームに近いところには針葉樹と製材工場を配置します。

火力発電所、大規模工場、浄水所などは適宜、ドームからの適切な場所に設置し、そこまでは専用の道路と鉄道が配置されています。でも、すでにほとんどの工場がAIで自動運転になっていますので、監視はドームの集中管理で行います。

今からたった200年前。まだ日本は江戸時代(伊能忠敬や天保の改革の時代)で、武士は刀を差し、もちろん鉄道もなく電気もない時代でした。

そして今からたった100年前。1920年というと、日本人の平均寿命は男女とも43歳

やっとヨーロッパ文化が入ってきましたが、民家はすべて木造で平屋トイレはくみ取り風呂は外、寒さに震えて火鉢を囲んでいた時代です。

それと比較すると、すでに私たちは想像を超えた社会に住んでいます。そして、「昔に戻りたい」という人がいないように、時代は常に進歩し、日ごとに良い方向に進みます。ただ、人間の心の汚れが意地悪無用な規制などを生んでいますので、それだけに注意することは必要かと思います。

image by: Shutterstock

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中部大学教授の武田邦彦です。主に環境問題や資源に関して研究を行っております。 私のメルマガでは、テレビや雑誌新聞、ブログでは語ることが出来なかった原発やエネルギー問題に鋭く切り込みます。

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