【書評】中国のプロパガンダをそのまま載せる中学歴史教科書の愚

 

日露戦争後の日本を

国民の中には、帝国主義の一員になったという大国意識が生まれ、アジア諸国に対する優越感が固まりました。

と決めつけ、石油やゴムなどの資源を獲得しようと南進したと書く。日本が負けたからアジアが独立したと書くが、日本がアジア諸国を独立させたという事実を一切書かない。

沖縄戦については、

日本軍によって集団自決に追い込まれた住民もいました。

と、とんでもない断定をする。さらに

沖縄島では面積の18%がアメリカ軍事施設であり、事故、公害、犯罪などが起こっています。

って、これまたヤバ過ぎる記述ではないか。目を疑ったが、ハッキリと教科書に書かれている。

日本人を醜く滑稽に描くビゴーの風刺画を、わざわざ五点も掲載するのは悪意としかいえない。そして、「あたらしい憲法のはなし」という、戦後に短期間使用された、中学校一年生用社会科の教科書の一部を大きく掲載する。戦争放棄をノーテンキに謳いあげるおバカな文体だ。いまも某政党の団体が活用しているらしい。中学校の教科書に載せるのはまずいと思うが、東京書籍だから……。

「あたらしい憲法のはなし」は青空文庫にあった。よいこはこれで憲法のお勉強をいたしませうw。

あたらしい憲法のはなし

編集長 柴田忠男

image by: Shutterstock.com

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