そうはわかっていても、愛する我が子が突如「うるせえ、くそばばあ!」と言ってきた時のショックは大きい。ここへは「思春期の言葉は、外国語だと思って」とのアドバイス。つまり、そのまま受け取らずに、翻訳が必要である。
例えば
「くそばばあ」→「お母さん」
「ぶっころす」→「怒っているんだよ」
「ウザい、知らねえ」→「放っておいてね」
だそうである。つまり、
「うるせえ、くそばばあ!」→「お母さん、今僕もがんばってるから、わかってね」
といったところか。
この「感情が高ぶった相手の言葉を外国語とみなす」というのは、結構応用の効くテクニックである。教室でパニックを起こしていたり、自己肯定感が低くてネガティブなことをよく言う子どもの言葉にも使える。何なら、職場や夫婦間でも使えると思う。
反抗したら、一安心。それを聞いて、一安心した親も多かったようである。
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