ちっとも使えない「海外で日本人をだます日本人」と言われる人たち

2015.09.24
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by NozomiK
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「海外で日本人をだますのが日本人」とよく言われてしまうのはなぜか? 海外事業を日本人ネットワークで進めることの問題点を、元参議院議員の田村耕太郎さんがメルマガ『田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」』で語っています。

海外における残念な「閉じた日本人ネットワーク」

一概に悪いとは言えない。 ただ、連日残念な事例に直面する。 それは最後が地元とつながっていないからだ。 「海外で日本人をだますのが日本人」とよく聞くが、だますつもりはなく、本気で本人は「地元市場を知り地元の人間を知っている」つもりだが、悪気はなくても結果的に全然地元に食い込めていない事例が少なくないのだ。 役に立つレベルで食い込めていないことが多いのだ。 そもそも地元の言葉も英語もできなくて、地元から一目置かれる実績もない人が頼りになるわけはないのだが、日本で相当実績も知名度もある人や企業もわらにすがるかのように、アジアで閉じた日本人ネットワークの中で残念な形で終わっている事例が目立つ。

グローバルいいネットワークに入っていて、それがターゲットの市場ともつながっている人最初に出会えるかがカギになる。

最近、超高額の年俸で某企業がシリコンバレーから引っ張ってきた人物も、アジアで投資して成功できる人物とはこちらではみなされていない。 この件は結構有名だ。 そもそもシリコンバレーで有望な起業に投資できないのに、基本的に今も本人はアメリカに住み、ルーツがアジアにあるからといって、どっぷりとアジアに引っ越してアジアのスタートアップや投資家と付き合うこともなく、あんな高額の報酬を与えてアジアでのスタートアップ投資に見合う実績が作れるか、こちらでは否定的にみなされている。

その会社を設立した人物は、日本ではベンチャーの神のように言われているが、もちろん世界的に有名で一定の評価は受けているが、私の周りでは「あの会社のあのポジションをあれだけの年俸を積まれても引き受ける気にならない」と言い切られている。

それくらい起業家や起業の評価が日本世界では違うということだ。 あの方も、日本人ネットワークでは海外で投資で勝負できない、とシリコンバレーとアジアのネットワークを買ったつもりで彼に投資したのかもしれないが、アジアやシリコンバレーでは厳しめで見られている。

世界に出て現地に飛び込んで、どっぷりと付き合い、日本での物事の相対的な評価本物のネットワークを手に入れないと、国外での成功は難しいと今日もいろいろと感じることがあった。

image by: Shutterstock

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『田村耕太郎の「シンガポール発 アジアを知れば未来が開ける!」』より一部抜粋

著者/田村耕太郎(前参議院議員)
早稲田大学、慶応大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。シンガポールを拠点に、歯に衣着せぬ鋭い論調で「日本の良い箇所・悪い箇所」を指摘するメルマガは、世界で勝負したいという人必読。
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