まずは、業務の棚卸し・業務の見直しを通じて、無駄の排除と生産性向上・効率upを計りましょう。場合によっては、業務のアウトソーシングも考えるべきでしょう。労働時間の絶対数を減らすことが、「休み方改革」の第一歩です。
その後には、休みを取りやすい雰囲気の職場へと変えていくことが必要です。そのためには、管理職者の意識改革を行う必要があります。TOPが直接に管理職者に働きかけたり、研修を行うことで、管理職者が「休み方改革」を理解し、自ら進んで休みを取るようになることが必要です。また、その管理職者が部下に対して休みを取るように促すことが、有休取得率の向上につながります。
有給休暇の計画的付与について、会社として取り組んでいくことも検討すべきでしょう。私傷病のための特別休暇制度を設けることも、有休取得率の向上には効果があります。
「働き方改革」と「休み方改革」を一体のものとして、会社全体で取り組むことで、「求職者から選ばれる会社」「従業員が長く働き続けたいと思える会社」へと変わっていくことが、これからは重要になってきます。求人募集をしても、なかなか人が集まらないという話をよく聞きます。会社が継続・発展していくためには、選ばれる会社・人材の集まる会社に生まれ変わることが絶対に必要なのです。
以上を踏まえて、あらためてお聞きします。
「御社では、有休取得率の向上に努めていますか?」
image by: Shutterstock.com
ページ: 1 2