「決断を他人に任せる」ことでプラスになることは何一つない

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社長や上司の目を気にするがあまり、自分の意見を変えたり押し殺したりしてはいませんか? 今回の無料メルマガ『ビジネス真実践』では著者で戦略コンサルタントの中久保浩平さんが、実際にあったクライアントの事例を紹介しながら、「自分の意見をきちんと主張することの大切さ」と、「それによって大きく変わること」を記しています。

自分で決断する

会議やミーティングなどで1つのことを決める時、「みんながYESなら自分もYES」「彼が賛成するなら俺も賛成するよ」というように、自分の意志を押し隠し、あるいは、そもそも意志がないのか、決断を他人に任せる人が結構います。いつもこのような感じで他人任せでいる人は、決断力が鈍っていき、大事な決断をしなくてはいけないときに決断を下せなくなったっり、軸がぶれぶれで間違った方向へ行ってしまうなんてこともあります。

「自分は、その案件に対して前向きだけど、どうも周りの反応は違うようだ」と感じれば、「だったら、自分も反対側に廻っておくほうが無難か」ということで、自分の意見も主張しないまま周りの意見に流されていく。いつまで経ってもこうしたことの繰り返しです。

確かに周りに同調していれば、その場は楽ですが自分の意志に従い決断することができないままだと、当然、大事な仕事や大きな仕事を任されられるような人材にはなり得ません

周りがみんな反対していても、本人にとってはその企画や案件に対して価値がある、と思えば採否は別にしてそのことをきちんと意思表示をするべきです。周りは、こぞって反対していたけど、実際に動いてみて良かったというケースはいくらでもあるものです。というか、周りが反対していたからこそ自分がいいと思った企画や案件に磨きがかかって、よくなっていくものなのです。さらには、反対派の人達も触発されるようになっていきます

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