これ、答えは非常に簡単で、
● 目の前にある「今を向いている仕事」を積み残さない
ことから始まるんです。例えば、そろそろ帰ろうかなという時に、メールを見たら未読のメールが10通あったとします。ここでこれを見なかったことにして帰宅するから、明日面倒なことになるわけ。これを今日のウチにちゃんと確認して、必要な対処をしておけば、明日このメールに煩わされることはなくなるんです。メールを読む、それに対処するというのは完全に「今を向いている仕事」ですが、これを積み残すからそれが発酵してニオイを発して、臭くなるんですよ。
私はサラリーマン時代に、未読のメールを残して帰宅したことってないんですよ。帰りには全部読み終わっているから、まさに後顧の憂いなく帰宅できますし、おまけに自宅でもウェブ経由で夜来る海外からのメールも読んだりしますから、翌日はさらにラクになるんです。
仕事が出来ない人、遅い人というのは、ここが甘いんです。今日中に終わらせておけば明日ラクになる、つまりその分、未来の事に時間を割り当てられるのに、そのまま放置して帰るんですよ。ヒドい人は3日前のメールを無視していて、それが盛大にニオイを発するようになってから、オロオロするんです。で、そういう人たちの口癖が、
■ 今日はバタバタしてまして…
だったりします。このセリフは無能な人がやたらと使う表現なのでご注意あれ。バタバタしているんじゃなくて、バタバタするように仕事を後回ししたの。これじゃいつまで経っても未来向きの仕事なんて出来るわけがありません。