地方スーパーが売上増に。「一日一品」の販促と熱いPOPの作り方

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ある地方スーパーの店長と従業員のモチベーションを上げて売り上げを伸ばしたい…、地域一番店づくりの専門家として活躍中の前沢しんじさんが顧客であるスーパーで実践したのは、「一日一品集中販促」という作戦でした。前沢さんの無料メルマガ『販促アイデアと経営活性化』では、前沢さんが実際に売上を伸ばしたという具体例を紹介しています。こんなPOP、見たことありませんか?

一日一品集中販促で、お店と従業員は活性化できる

さまざまな競合のなかで生き抜いていくためには、「自店ならではということに集中することが一番の差別化になります。今回はある地元スーパーが、「毎日一品を集中販売」することでお客様にアピールし、売上げの下げを止め、店長と従業員のモチベーションを上げた例を紹介しましょう。筆者の得意技である「売り込めば売れる=販促キャンペーン」の手法を使って、「今日はこれを売る!」という品を毎日きめて、集中して宣伝して売り込みます。

まず「今日は何を売り込むか」を決めます。その日になって決めるようなことをしてはいけません。予算や仕入れなども加味しながら事前にしっかり考えて決めます。1週間単位くらいで決めておくといいでしょう。

商品は、店の都合でなくお客さまが喜ぶものであること。「今日のおすすめ」「当店ならではの品」「健康にいい品」「よく売れている品」「今の時期にほしいもの」「激安で提供できる品」など。特に「当店ならではの品を定期的に登場させましょう。よそでは買えない、この地域では売っていないなどの商品を探して、又は作って、それが売れるようになれば最高の独自性が生まれます。

基本的に価格はできるだけ安く提供したい。一品集中で売り込む品が、他店でもっと安く売られているようではお客さまが興ざめします。その一品には集客の役目がありますから、荒利を削ってでもできるかぎりお安く。

1週間分のメニューを決めよう

1 B5サイズかA6サイズの手渡しチラシを作ります(レジでの手渡し用と近隣ポスティング用です)。たとえばこういうもの。

meruburo_20180314dh-0012 大型のPOP広告を作ります(100センチ×80センチ程度の大きなもの。でないと目立ちません。目立たなければ意味がありません)。たとえばこういうもの。
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販促を組み合わせる

1.レジでの手渡しチラシ

1週間分のメニューを決めて、B5サイズかA6サイズの手渡しチラシを作る。それをレジで手渡しする。その時にはひと声かけて(来週のおすすめです。ぜひどうぞ)。

2.大型POP広告

店の外に大型のPOP(通行中の人や車からよく見えるように両方向に2枚)。

3.さらに、できればお店周辺に手渡しチラシをポスティングする(店の前の人、車だけでなく戸別に向かって攻める)。

4.売り場作り(雰囲気を演出する)※最重要

ボリュームのある陳列+POP広告+徹底試食(試食できるものはすべてさせる)。

結果

顧問先のミニスーパーで継続して実施したところ、その一品はほとんどが完売しました。売りたい品をきちんと決めて、しっかり宣伝して、ボリュームのある売り場を作れば売れるということを、店長、従業員が体感できたのは一番の収穫でした。売りグセという成功体験は大きなモチベーションになります。

お客様の大半が固定客ですが、新規のお客様もちらほら散見されるようになりました。

もともと10年以上も売上げが右肩下がりの状況でしたので、売上げの伸びという点では目立った寄与はありませんでしたが(一品ですから)、こういう挑戦を続けて、その数ヶ月後には昨年対比のダウンが止まったことからも、こうした売り込みの継続は非常に効果的といえます。

なにより、売り込めば売れるということを、店長が自覚できたのが大きな収穫でした。

筆者からのアドバイス

いま売りたいものを(これがいちばん肝心です)、「これをおすすめしたい!」「これのいいところはここです!」という熱い気持ちでPOPに書く。手渡しチラシを作る。お客様に声をかける。ボリュームのある売り場を作る。

これだけで、活性化のスイッチが入ります。

image by: MAHATHIR MOHD YASIN / Shutterstock.com

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30年以上の販促・営業企画の経験から「こうして売上げを伸ばした!100のアイデア」というテーマで、実際に行った実例を具体的に紹介します。販促以外にも経営活性化に役立つアイデアがたくさん。前沢しんじの販促ビジネス本はアマゾンや大手書店でランクイン。雑誌「月刊商業界」にも販促特集などを執筆しています。

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【著者】 前沢しんじ 【発行周期】 ほぼ 週刊

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