なぜ「何でもとりあえずやってみる」人ほどコミュ力が高いのか?

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自分が興味や関心のないものでも、とりあえずやってみる…。「そういう人は質の高いコミュニケーションができる」と言うのは、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは、逆にその意識がない店員は自分本位でお客様を選ぶようになってしまっていると警告しています。

とりあえずやってみる意識

何事においても、質の高いコミュニケーションができる人は、とりあえずやってみる意識が高い人が多いです。たとえ、自分の仕事に関連の薄そうなことでも、とりあえずやってみる。たとえ、自分の興味のないことでも、とりあえずやってみる。そんな意識が、とにかく高いのですね。

ほとんどの人は、自分の興味・関心のないものに関してはまず動こうとはしません。アイドルに興味のない人は、今流行りのアイドルがいても、曲を聴いてみようとはしませんし、お笑いに興味のない人は、今人気の芸人がいても、その芸を見ようとはしません。

しかし、そうして自分の興味・関心だけで物事を選んでいると、どんどん世間からは置いていかれてしまいます。それだけならまだいいのですが、コミュニケーションが重要な接客や販売業においては、そのズレが次第に大きくなり、お客様との会話にもズレが生まれてきます。

そのうちに、若いお客様がやって来ては、「会話が噛み合わない」とか、年配のお客様がやって来ては、「あの人にウチの商品は合わない」とか言い出して、最終的には、自分と話しの合うお客様だけを選ぶようになってしまいます。根本的な考え方などが合わないお客様ならまだ良いのですが、そうではなくて、自分の選り好みでお客様を選んでいては、商売としては成り立ちませんよね。

とりあえずやってみる意識が高い人は、自分の興味や関心だけに頼って、やることを決めるのではなく、興味のないことでも積極的に一度は触れてみようとします。すると、そうではない人と比べて、持っている情報量は段違いに多くなりますし、一度経験したことで得られる経験値も増えるため、仕事においても、プライベートにおいても、幅が広がっていきます

そういう人は、会話にも広がりが出ますし、お客様にも、いろんな情報を聞いて教えてもらうことができるので、お客様も、接客されているのが楽しくなっていきます。要は、魅力的な人になるのです。

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