植木等さんの「スーダラ節」、最後のフレーズは「わかっちゃいるけどやめられねぇ」。つまり、たとえダメサラリーマンでも大人は行為と結果の因果関係を理解しています。ところが子供はそうとは限りません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、子供に因果のパターンを認識させる習得法を紹介しています。
バカにつけるクスリ
さて、本日はバカにつけるクスリのお話。
お子さんがいらしゃるご家庭では、日々いろいろな悩みがあると思います。我が家でもひょんなことから親戚の子を期間限定で養育中なんですが、いや~、子供っていうのは実に
- 予想外のことをやる
モンですね。中でも驚きなのが
- そんなことしてどうなるか解らないの?
というようなコト(たいてい悪いコトだけど)をやってしまうことです。オトナから見れば、文字通り火を見るよりも明らかな
- それやっちゃったら、後がマズいでしょ
というような、『後』が想像できないんですよね。
そして実は、いわゆるアタマがイイとは、この
- 『後』を想像出来ること
を言うんです。ま、敢えて別の言い方をすれば、
- 原因から因果関係で結ばれた結果が分かる
ということでしょう。こういう行為(原因)をすればどんな結果になるのかが解らないんです。
たとえば
- 友達のおもちゃを奪った→叱られる
カンタンに言えば、こんなカンジですよね( ̄∇ ̄)。基本的にはこれと全部同じで、長い時間経過した後の結果まで考えることができるほどアタマがイイのです。
でね。これはフツーは、成長するととも結果も予測できるようになるモンだと思うんですよ。
…難しいのはココからです。中には
- なかなか出来るようにならない子もいる
ということです。
行為と結果が因果関係で繋がらない、あるいは結果自体が浮かんでこない。出来るようにならないということはそういうことですよね。これ、どうしたら出来るようになるんでしょうか?
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