マンション居住者が一軒家の「正規の民泊」に泊まってみた結果…

 

で、使ってみた感想は、とてもよかったです。子供づれだと、静かにしているのは難しいし、出かけるのも一苦労なので、広い家の中で自由に遊べるというのは何よりです。デッキにつながる庭で花火も簡単にできます。実家が田舎の広い家だと、実家に帰れば、当然そういう環境があるのでしょうが、実家がマンションでは、子供を思い切り遊ばせられる環境ではありません。

これまで、スパリゾートハワイアンズ、ホテル三日月と子供連れ向き、プール付きのホテルを利用しましたが、駐車場から部屋までが遠く、部屋からプールまでも、レストランまでも遠く、移動に疲れました。

その点、この民泊施設では、大型冷蔵付きのキッチンには、調理器具、食器、小物も、基本的な調味料もそろっているので朝食ぐらいは大移動しなくてもそこで済ませることができます。で、ホテルの中を移動するより車に乗って、近くのレストランに行く方がよほど楽です。だいたいホテルはバイキング形式なので、遠いところから子供たちが料理や飲み物を運ぶのも一苦労ですから。

で、プール施設も車で30分ぐらいのところにありますしもう少し足を延ばすと川遊びもできます。1日目、3日目はそれぞれ違うプールで、3日目は川遊びで簡単なバーベキュー。4日目は、さすがに涼しいところで…ということで、ラウンドワンのスポッチャで、ローラスケートやスポーツゲームで遊んでと、毎日メニューを変えて楽しむことができました。といっても、子供向けの遊びは、娘が考えたもので、私は運転手兼子守り役ですが、今どきの子供たちの好みと、孫の成長の様子が見られてそれはそれで楽しかったです。

で、民泊施設を起点に車でいろいろな所に行くので、周囲の状況もだいたい頭に入って、4日目にはかなりくわしくなっていました。今まで行ったこともなかったその市を身近に感じるようになっていました。少し都心から離れる覚悟をすれば、(といっても電車で1時間ぐらいです)こういう暮らしやすい場所があるんだ…と知りました。

民泊には、こういう、観光地でなく、中途半端な距離なので、あまり行ってみる機会がなかったところに、滞在してみて、その魅力を知る…ということにも役立つのかな…と感じました。いろいろなところにちょっと暮らしてみる感覚での旅行もなかなかいいしそれを民泊が可能にするという意味で、民泊の可能性を感じました。

マンションも、体験居住ができるような施設を持つと、その街のよさそのマンションのよさがわかってもらえるのかも…そんなことも感じました。

image by: Shutterstock.com

廣田信子この著者の記事一覧

マンションのことなら誰よりもよく知る廣田信子がマンション住まいの方、これからマンションに住みたいと思っている方、マンションに関わるお仕事をされている方など、マンションに関わるすべての人へ、マンションを取り巻く様々なストーリーをお届けします。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 まんしょんオタクのマンションこぼれ話 』

【著者】 廣田信子 【発行周期】 ほぼ 平日刊

print
いま読まれてます

  • マンション居住者が一軒家の「正規の民泊」に泊まってみた結果…
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け