いじめ事件を解決する気がない「自称第三者委員会」衝撃の実態

2018.09.25
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日本全国あらゆる地域を飛び回り、数々のいじめを解決してきた現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さん。今回、自身のメルマガ『伝説の探偵』で取り上げているのは、愛知県と名古屋市で発生した2つの「いじめ事件」に共通する、教育委員会が常設した「自称第三者委員会」の問題について。探偵が明かす、いじめを解決しようという気がないとしか思えない名ばかりの「第三者委員会」の実態とは?

自称第三者委員会の存在意義

1. 名古屋市と愛知県で起きている2つのいじめ事件

愛知県も名古屋市も一緒じゃないかといえば一緒ですが、学校区分で考えると小中は名古屋市、市教育委員会(市教委)となり、高校は県立高については愛知県となり、その管轄は県教育委員会(県教委)となる。教育委員会は独立組織であるから、上下関係はないと考える。だから、本件2件は、市教委、県教委の双方で起きているいじめ事件ということで、名古屋市と愛知県を敢えて分けたわけだ。

この2件は、前回前々回の伝説の探偵に一部を詳しく記した。

2. 名古屋市はいじめ自殺事件、愛知県はいじめ隠蔽のある重大事態発生事件

ハッキリ言って、いじめは時に人の命を奪う

名古屋市では、すでに1つの命が失われているし、愛知県のいじめ重大事態発生事件では、命に関わる極めて危険な被害を県教委や学校部活顧問と校長が発生させている

名古屋市のいじめ自殺については、すでに報道発表もあるが、教育委員会が、いじめを否定し、遺族と軋轢を生じさせた。というのも、この問題では、いじめを否定し難いアンケート結果が得られているのだ。

もはや否定するのは苦しいほど、加害者の氏名や数々の行為が自殺直後のアンケートには記されているのだ。これをどういうわけか、教育委員会はいじめはなかったと結論づけるわけだがその理由は単に無能なのか、いじめを認めることに大きな不都合があったのかの2つが考えられる。

愛知県の件では、学校、加害者、県教委が互いに責任を擦り続けあうというスケープゴートも発生しており、被害者だけが取り残されているし、県教委の指導を理由に、学校は全くいじめの対処をしないこれこそ、学校と県教委による二次被害の発生であり、今は被害者が加害者扱いを受けている状態なのだ。

そして、この2件に共通するものが見出せた。それは、本来は、誰もが信頼を置くであろう存在である。

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