【書評】大富豪バフェットの生活と教えから学ぶ、シニアの生き方

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世界第3位の資産家で投資をする人なら誰でも知っているアメリカの天才・ウォーレン・バフェット氏。そんなバフェット氏の一族に代々伝わる「教え」を詳細に記した1冊の本を、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが紹介しています。

バフェット家の教え

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スノーボール(改訂新版)〔上〕 ウォーレン・バフェット伝
アリス・シュローダー 著 伏見威蕃 訳/日本経済新聞出版社

全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!北野です。

  • 米中貿易戦争
  • 消費税率再引き上げ
  • 五輪バブルの終焉

で、先行き不透明な世界と日本経済。日本では、すでに不動産業界がヤバくなっているという話をあちこちで聞きます。私たちも、備えていきましょう。今日は、「バフェット家の教え」についてお話しします。

天才ウォーレン・バフェットの1日

誰の人生にも起こることですが、どうも私は「転換期」みたいです。それで、「新たな人生戦略が必要だな」と感じはじめました。いろいろな成功者たちを研究しているのですが、一番「嗚呼これがいい」と思ったのが、世界一の投資家ウォーレン・バフェットさん。あまりにも有名人なので、皆さんもご存知でしょう。

世界一の投資持ち株会社バークシャー・ハサウェイのCEO。資産は2018年、8兆9,040億円(!!!)で、世界3位。ちなみに、1位はアマゾンのジェフ・ベゾズさん。2位は、マイクロソフトのビル・ゲイツさんです。

別に私は、「兆単位の資産がほしい」と思ったわけではありません。しかし、バフェットさんのことを知ると、いろいろ「これはいい!」と思えることがあるのです。たとえば、

  • 88歳で現役!

私も88歳現役でいたいものです。

  • 8時半に出社して、17時半に帰宅する

彼のオフィスは、自宅から2.5kmのところにある。自分で車を運転し、途中マクドナルド(!)で朝食を買い、8時半から働きはじめます。そして、定時にはきっちり帰る。私は、「成功するためには、死ぬ気で働かなければならない」という説を信じません。それに、7歳の娘と3歳の息子がいるので、家族を犠牲にしたくない。バフェットさんのライフスタイルは、理想です。

  • オフィスで、6時間(!)読んでいる!

バフェットさん、オフィスで何やっているのでしょう?5~6時間は、「読んでいる」そうです。まず、新聞を5紙とって、読んでいる。後は、バークシャーが保有する会社からの報告書などを読んでいる。この話もとても気に入りました。

バフェットさんは、ここ70年間ほぼ負けなしで投資をつづけています。その主な情報源は、新聞などの「公開情報」である。世の中には、「インサイダー情報をもっている」という人がたくさんいます。それでも、新聞読んでいるバフェットさんにはかなわない。

というわけで、私は、バフェットさんのライフスタイルがとても気に入りました。別にカリスマ投資家になりたいとは思いませんが、「新たな人生戦略」をたてるのに、考え方、ライフスタイルを参考にしようと考えています。

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