いじめ自殺未遂に開き直り。教育委の呆れた逆ギレと逃げた北杜市長

 

市長逃げる

ちなみに、この問題は今、山梨県内ではトピックスで扱われ、連日メディアが追求しているが、元体育教師だという渡辺市長はメディアの取材には一切答えていない記者会見の予定も急遽逃げ出し、副市長と教育長が対応するという事態も発生している。もはや、北杜市自体、市としていじめの対応はできないと判断せざるを得ないのだ。

私は本件事件について関係者らから話聞き、はじめはにわかに信じられなかった。私も様々な隠蔽事案を暴いたり、構成から瑕疵のある第三者委員会と対峙したこともあるし、その結論を証拠によってひっくり返したこともある。遺族を恫喝する担当指導主事を告発するなどもした。信じられないような不法かつ不当な対応も多くこの目で見てきた。

その私でも、「現代日本で起きる問題」とは思えないほど、差別や封建的で、自己保身のためには、弱い立場の被災者や被災生徒の権利は踏みにじってもいいのだという、人間とは思えない対応がここでは起きていた。

本来、市長が機能していれば、市長の音頭で第三者委員会設置を行い、コントロールしようとする教育委員会から離して、調査が行われるはずだが、その市長が記者会見を逃げ出し、市長室にこもるようでは、やはり北杜市ではいじめは解消できないと考えた方がいいし、県の教育委員会の実務担当者が、「次の手」と被害者や被害保護者を敵視するような発言を、メールでもしているようでは、山梨県自体もこの問題に対応できるのか?疑問が生じ得るのが自然だろう。

最後に

中心となった加害者グループは明らかになっている。実際、保護者の間では有名ないじめ加害者である。

エピソードがある。

いわゆる主犯となる女子生徒の父親と被害保護者はある武道で共通点があり、この父親は、一緒にやろうと誘ったそうだ。その際、被害保護者がやんわりと断ると、この父親は、こう言った。

「そうか、津波で道具もみんな流されちゃったんだもんなぁ。それじゃ、できないわ」

もしも、あなたが暮らす地域に被災して移住してきた一家がいたとして、この言葉を吐けるだろうか?普通は想像もつかない言葉だろう。

もしも、同じシチュエーションで、隣の親父が、こんな言葉を吐いたら、どうするだろうか?少なからず批判するだろうし、注意するだろう。そして、詫びるはずだ。自分が吐いた言葉でなくても、もともといた住民として、移住して不安な一家に、心から詫びるはずだ。

子供は親を見ている、なるほど、この親あってのこの加害生徒か…

呆れて何も言えない。

本件については、NPO法人ユース・ガーディアンとして容赦の無い徹底的な追及と継続的な調査及び対策を行いたいと思う。山梨の方、北杜市の方、みんながこんな不当な人ではないということはわかっています。でもこれだけは言わせてください。今、声をあげる時です。肩書や所属ではなく、本当の言葉を見極めてください。絶対にこの問題を見逃してはいけません。

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