レンジや炊飯器をダイニングに置くと夫が料理を手伝うのはナゼか

 

ほかにもホワイトのプレートを採用したインテリアにもなるホットプレートや、愛らしい形をしたワッフルメーカー、毎朝使うトースターやコーヒーメーカーなど、出しておきたくなるデザインの家電が次々に登場してきています。こうした家電も従来なら、使い終わったらどこかに収納されていたものが多かったと思いますが、ダイビングやリビングの棚などにずっと出しっぱなしにしておけば、使う頻度も上がり、愛着を持って使えるようになることでしょう。

調理家電の置き場で変わる家族の関係

これまでキッチンにあった家電たちをダイニングやリビングダイニングへと解放すると、家族の関係も変わってきます

香ばしい香りとともに焼き上がりの合図がしたら、焼き立てのピザをオーブンから取り出すのは“パパ”の役割。味噌汁をテーブルに運ぶ傍らで、子どもが炊飯器からごはんをよそう…というように、自然とお手伝いができる環境づくりができるのですね。 仕事も育児も家事もみんな一人で大忙し、「どうしてみんな手伝ってくれないの?」と嘆く女性(ママ)は多いものですが、キッチンを“聖域”のようにしていて、家族は入り込めず、何を手伝っていいのかわからないということも。この矛盾を突破する上でも、調理家電をキッチンから解放するのは有用というわけです。

見えるところに置いてあれば手に取りやすく、頼むほうも気軽に声をかけやすくなります。最初のうちは、ごはんをよそうだけだったお手伝いも、大きくなるにつれて、お米を洗い、水加減してセットするところまで関わってくるようになるのはそんなに高いハードルではないはず。また、リビングの棚にいつもスタンバイしているおしゃれなホットプレートがあれば、休日にはパパがたこ焼きづくりに精を出してくれるかもしれません。こんなふうに家電ごとの担当が決まれば、棚から出して、料理をし、最後に再び棚に置くところまでをパパがやってくれるようになるのではないでしょうか。

小さいころから当たり前のように食事の支度を手伝ったり、助け合ったりする環境を作っておけば、1人暮らしをする際にも料理の基礎が身についていたり、結婚しても家事を奥さん任せにしない大人になることでしょう。

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