問題社員はすぐクビに。予告なく即日解雇が可能な雇用契約は?

 

また、採用時には2か月の有期雇用契約にすべきです。2か月以内の有期雇用契約であれば、期間途中で問題が発覚した場合に、解雇予告なく即日解雇が可能です。もちろん、2か月での雇止めもできます。

2か月たって問題がないようでしたら、更に6か月の有期雇用契約を結びます。猫を被っているような問題社員であっても、8ヶ月あれば必ず尻尾を出します。この8か月間問題がなければ、その後正社員として雇用すればよいでしょう。もし問題が発覚すれば、期間満了での雇止めにしましょう。8か月も雇っていると、情がわいて雇止めし難くなるかもしれませんが、問題社員を雇入れてしまえば必ず後悔します。ここは毅然と雇止めすべきでしょう。

ただ、このような対策をとるためには、まずは就業規則の整備が必要です。以上を踏まえて、改めてお聞きします。

「御社では、問題社員を雇入れない対策ができていますか?」

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就業規則とは、入社から退社までの「ルールブック」であり、労使トラブルを未然に防ぐ「ワクチン」であり、効率的な事業運営や人材活用を行うための「マニュアル」でもあり、会社と従業員を固く結びつける「運命の赤い糸」でもあります。就業規則の条文一つ一つが、会社を大きく発展させることに寄与し、更には、働く人たちの幸せにも直結します。ぜひ、この場を通じて御社の就業規則をチェックしていただき、問題が生じそうな箇所は見直していただきたいと思います。現役社会保険労務士である私が、そのお手伝いをいたします。

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【著者】 飯田 弘和 【発行周期】 週刊

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