被害児童の7割がいじめを打ち明けない現実を前に親がすべきこと

 

繰り返しになりますが、まずは本人のつらさや苦しみを理解してあげてください。わかってあげた上で言葉をかけてあげて欲しいのです。

あなたが悪いわけではないからね
絶対に守るから
どんなことされるの?

それでも話してくれないこともあると思います。「でも、やっぱり、近頃、おかしい」と感じるならば本人の友達やママ友からつてをたどって学校での状況を集めてみましょう。私達の相談の経験からも親には言えないけど、兄弟姉妹には言えるとか、知り合いのおじさんおばさんには話せるという子も多いので、その方たちにお願いして聞き出してもらうという方法もあります。

そして、お子さんの状況がわかったら、単に同情するだけではいじめは解決しないということも事実です。お子さんの話を聞いたり、なぐさめたりしながらも頭の中の片側では、どのようにいじめをやめさせるかという具体的な戦略意識しておくことが大切です。

冒頭に述べましたように、学校も4月のオリエンテーションやガイダンス的なものがなくなり、5月の連休が終わる頃から、本格的な学校生活が始まりますが、同時にいじめ問題も増加してまいります。

ですから、学校で小さな問題が起きた時には、「何日の何時頃誰と誰からどうされたというようにメモをとっておくことをおすすめします。
学校に相談する必要が出てきた時に、メモを持っていくことで対応や解決がスムーズになります。

いじめの対処やお子さんの様子に不安を覚えるようなことがありましたらご遠慮無く、ご一報いただければ幸いです。

一般財団法人 いじめから子供を守ろうネットワーク
代表 井澤一明

image by: Shutterstock.com

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