編集後記
私が表立って動く理由はいくつかありますが、今回の件で言えば、1つは目立つことで、被害者や遺族の「盾」になるということです。そして、もう1つは、私に注目が集まることで、その背後にいる調査員らが目立たなくなるということです。これによって、調査はより深く、精度を増すわけです。
私は一人で動くこともありますが、同時並行で別働隊が動いています。協力者による情報もより多く集まり、確認のための調査も行われています。そして、私はやるべき手続きを全て行います。必要とあれば、文部科学省にも行くし、議員会館にも行きます。
活動を続けている期間も15年以上になりますから、それなりの人脈もあれば、ブレーンもいます。つまり、組織対応はいつでも取れるし、取っているのです。
いじめは簡単には無くなりません。その根源を見つけ断つことは、外からの影響でできるかもしれない。しかし、いじめがない社会を作るのは、その社会の中の人間なのです。
先日私は、教育委員会選任の第三者委員会にもかかわらず、先に行われた教育委員会の調査や第三者委員会設置の経緯にあったガイドライン違反などを糾弾し、自らの立場や地位を人質に取られても、「間違っているものは間違っている」と言葉だけではなく書面で強く抗議した弁護士さんに出会いました。
この勇気を周囲に褒める人はいないかもしれませんが、私は素晴らしいと思います。
はじめはちょっとした第一歩なのかもしれませんし、誰かの影響なのかもしれません。
でも、多くの方が、何かのきっかけで、一歩踏み出したら、何かが変わるかもしれません。
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