やってませんか「プレ虐待」。子を叱る前に思い出したい5つの言葉

 

家庭教育アドバイス…「怒りに振り回されない」

「ついカッとなって手を挙げてしまう」ことは、子供を持つ親なら誰でも体験済みかもしれません。けれども、カッとなっても手を挙げない親もいます。感情のコントロールが上手な人たちです。 怒りの感情に振り回されないようにするには、怒りの感情が湧き出たときに、その思いを吐き出す場や、自分なりのストレス発散法を日頃から見つけておくことです。

そもそもイライラする原因は「こうしないとダメ」と思う親の真面目さや思い込みで、子どもが原因ではありません。 例えば、泥んこのまま部屋に上がってきたとき、「汚いでしょ!やめなさい」とイライラして子どもを怒るのは、「床や部屋が汚れるのが嫌だから」→「掃除したばかりだから」や、「床や部屋を汚してはいけないと思っているから」→「綺麗だと快適だから」などの理由です。

ですから、子どもを叱ること自体、間違っていることが多いのです。親は、子どもを叱る前に、「部屋が汚れてもいい」、と思える気持ちの余裕を持つことです。 怒りにまかせて叱ったり怒ったりするくらいなら、「床は汚れたままで良いや、後で拭けば」「壁は落書きだらけでもオッケー、将来、記念になる」などと気楽に構え、無理矢理でも良いから子どもに笑顔を向けましょう。笑顔を作ると脳は「楽しい」と錯覚して怒りの感情を小さくするのです。

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家庭教育のプロとして、教育相談員の経験を生かしながら、親としての接し方のコツをお伝えします。子どもは、親のサポートの仕方でずいぶん変わります。子どもの能力を最大限に引き出せるよう、まずは親力をアップさせましょう。専門である教育心理学、家庭教育学をベースに家庭の中でできる「子どもを伸ばすためのコミュニケーション術」を「親の力」に視点を置き配信予定です。乳幼児、小学生、中学生、高校生、大学生など発達段階に応じた子どもへの声掛けを具体的にご紹介します。

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