家庭教育アドバイス…「怒りに振り回されない」
「ついカッとなって手を挙げてしまう」ことは、子供を持つ親なら誰でも体験済みかもしれません。けれども、カッとなっても手を挙げない親もいます。感情のコントロールが上手な人たちです。 怒りの感情に振り回されないようにするには、怒りの感情が湧き出たときに、その思いを吐き出す場や、自分なりのストレス発散法を日頃から見つけておくことです。
そもそもイライラする原因は「こうしないとダメ」と思う親の真面目さや思い込みで、子どもが原因ではありません。 例えば、泥んこのまま部屋に上がってきたとき、「汚いでしょ!やめなさい」とイライラして子どもを怒るのは、「床や部屋が汚れるのが嫌だから」→「掃除したばかりだから」や、「床や部屋を汚してはいけないと思っているから」→「綺麗だと快適だから」などの理由です。
ですから、子どもを叱ること自体、間違っていることが多いのです。親は、子どもを叱る前に、「部屋が汚れてもいい」、と思える気持ちの余裕を持つことです。 怒りにまかせて叱ったり怒ったりするくらいなら、「床は汚れたままで良いや、後で拭けば」「壁は落書きだらけでもオッケー、将来、記念になる」などと気楽に構え、無理矢理でも良いから子どもに笑顔を向けましょう。笑顔を作ると脳は「楽しい」と錯覚して怒りの感情を小さくするのです。
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