すべては野望を成し遂げるため。織田信長「大減税」政策に学べ

 

全国の道路網整備

信長は、関所を廃止するだけではなく、大掛かりな道路整備も行ないました。今も全国に残っている「一里塚」というのは、信長が道路の整備を行い、距離の目安として一里ごとに塚をつくらせたものなのです。また現在の街道などには、信長の道路整備で開通されたものが多々あるのです。

信長の道路整備により、人や物が諸国を自由に行き来できるようになり、流通は格段に発展したと思われます。

信長は道路網整備のために、大掛かりな掘削工事も行っています。天正元(1573)年、信長は琵琶湖のほとりに佐和山城の築城を開始しました。中山道も従来のルートから変更し、佐和山城の前を通るようにし、佐和山城の前には、鳥居本宿という宿を置くことにしたのです。ところが、佐和山城ルートにする場合、摺針峠を越えなければなりません。そのため信長は、摺針峠を開削して道を作りました。火で岩を膨張させて、岩を砕くなどの難工事でした。この工事では3万人が動員されたそうです。この佐和山城ルートにより、中山道は従来よりも3里12キロも短縮されました。

もちろん信長がもし本能寺で死なずに、天下統一を完遂できていれば、この道路網は日本全土に張り巡らされたはずです。というより信長のこの計画を家康が踏襲し、江戸時代の整備された街道が生まれたのです。(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』より一部抜粋)

image by: 狩野元秀 (1551- 1601) [Public domain], ウィキメディア・コモンズ経由で

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2019年10月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

初月無料購読ですぐ読める! 10月配信済みバックナンバー

※2019年10月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、10月分のメルマガがすべてすぐに届きます。

  • 「福利厚生費はどこまで認められるのか?」「信長の大減税」(2019/10/1)

こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー

初月無料の定期購読手続きを完了後各月バックナンバーをお求めください。

2019年9月分

  • 「なぜ企業の内部留保金が増えると不景気になるのか?」「給料の代わりに車を買い与える」(2019/9/16)
  • 「会社に旅行費用を出してもらう方法」「年金を喰い物にする官僚たち」(2019/9/1)

※1ヶ月分324円(税込)で購入できます。

大村大次郎この著者の記事一覧

元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授する有料メルマガ。自営業、経営者にオススメ。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 大村大次郎の本音で役に立つ税金情報 』

【著者】 大村大次郎 【月額】 初月無料!¥330(税込)/月 【発行周期】 毎月 1日・16日 発行予定

print
いま読まれてます

  • すべては野望を成し遂げるため。織田信長「大減税」政策に学べ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け