「困ったときはお互いさま」というのは大切な精神ですが、世の中にはそこにつけ込む非常識な人も少なくないものです。無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』の著者・パピーいしがみさんの元にも、困った相手に出くわしたお母さんからの相談が舞い込みました。いしがみさんは今回の記事で、そんな相手に対する「勇気をもって断ることの大切さ」を力説するとともに、角の立たない断り方をレクチャーしてくださっています。
依頼を断れない
こんばんは。パピーいしがみです。
さて、今日のメルマガは「依頼を断れない」と相談を頂いた内容をご紹介しようと思います。
誰かに何かを頼まれると、面と向かって断りにくかったり、関係がぎくしゃくするとイヤだな…と思う事ってよくあると思います。特にママ友さんからの依頼は、その気持ちもよく分かるし、むげに断れなくて、引き受けざるを得ない…そんなケースもありますよね。
もちろん相手の方が、引き受けたことに対してとても喜んで下さったり、感謝してくださるのなら、頼みごとを聞いてあげてもいいのですが、メリーさんの場合、どうやらそうでは無かった様でした。こんなご相談を頂いていたのです。
パピーさん、こんにちは。メリーと申します。いつも為になるお話をありがとうございます。パピーさんのご指導で、我が家はとても明るく楽しく過ごせています。4歳になる娘もこの頃自信をつけて、幼稚園でも元気に遊ぶようになり、あれから「幼稚園行きたくない」とは言わなくなりました。その節はお世話になりまして、ありがとうございました。
今日、ご相談させて頂きたいのは、ママ友さんから「子供を預かって」と言われた時、どう断ったらいいか、良い対処方法は無いか、教えて頂きたかったからです。
以前からそんなに親密だったのではなかったのですが、幼稚園の同じクラスでもあったので「幼稚園が終わってから2時間ぐらい預かってもらえないかな?」と言われて「いいよ」と快く預かりました。その後も2週間に1度ぐらい頼まれることがあって、娘も一人っ子なので「家で一緒に遊べるし娘にも良いだろう」と思っていたのですが、
預かった子(Tちゃん)は、子供同志で遊ぶというより、私に対して甘えたがり、べったりもたれかかったり膝に乗りたがったりします。子供同志で遊ぶより私に相手になって欲しがります。それを見て娘が不安になって「私のママだからやめて!」とやきもちを焼くこともありました。「二人で遊びなね」と言って見ていても、楽しそうに遊ぶという訳ではなく、娘がTちゃんの遊びにいやいや付き合っているようにも見えました。
そして2週間に1度程度だった預かりが、1週間に1度、5日に1度…と短くなって行き、最初「2時間ぐらい」と言っていた時間も、しだいに伸びて、夕飯の時間になってしまって、娘と一緒に食べさせる事もありました。
最初は「お互い様」だと思っていたし「困っているのなら助けてあげよう」と協力していたつもりだったのですが、しだいに感じた「預かってくれるのが当然」みたいな態度に、私がモヤモヤしてきました。
Tちゃんが来れば、おやつやジュースも用意しなければならないし、お迎えが遅くなればご飯も食べさせなければならない、私が娘を預ける事は無いし、預かってあげてもそれほど感謝もされない…。これって「お互い様」ではないし、自分だけ損しているような気がします。
主人に相談すると「Tちゃんママ、図々しいよね。嫌ならハッキリ断らなきゃだめだよ」と言われたのですが、私は押しに弱く、娘が意地悪されたら…とか、私が幼稚園で孤立したらイヤだな…と思うと、面と向かって断ることができません。
ハッキリ言えない私が悪いとも思うのですが、当たり障りなく上手に断る方法は無いか?と悩んでいます。よろしくお願いします。