秋の冷えやむくみ取りのボディケアに鍼灸師が勧める入浴時の工夫

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肌寒さを感じる日が増えてくると、カラダのあちこちにさまざまなタイプの痛みを感じることが増えるようです。メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生が、この時季に痛みが生じる原因と、神経痛、筋肉痛、関節痛それぞれの痛みに効果がある入浴時の工夫の仕方を教えてくれます。

実は梅雨から続く湿気症状

【寒くなる時になる痛み症状】

陽気が秋めいてきて、徐々に肌寒くなってきました。そんな中、体中のさまざまなな痛み症状がめだつようになっています。

  • ピリピリ痛い神経痛
  • ズキズキ痛い筋肉痛
  • 動くと痛い関節痛

などなど。冷えると痛いこうした症状は、じつは体内に停滞している梅雨からの湿気が原因です。

【梅雨から続く体内の湿気】

今年は梅雨が長く、夏は猛烈な暑さに見舞われました。暑さが厳しいと、ついついエアコンをかけるようになります。熱中症の心配がありましたから、エアコンをかけるのは必要。でも、夏の間、汗をかいて梅雨の間に体内にため込んだ湿気の排泄が適うことができませんでした。

夏は汗をかいて筋肉や関節を解きほぐし、身軽にリフレッシュする季節です。長梅雨で猛烈な暑さでエアコンの冷気でカラダを冷やし続けたカラダは、秋本番を迎える時、体内の湿気を秋の冷え込みでいっそう冷やしてしまうことで、さまざまな痛み症状をひきおこしているわけです。

【毎晩のバスタブ入浴は必須】

夏の間に発汗できなかったために、カラダは慢性的にむくみがち。毎晩の入浴は、しっかりバスタブにつかることで、体内の血流をうながし、痛みやこわばり症状を予防することができます。

●「入浴の効果と工夫」

  • こわばる筋肉の痛み症状は、温かいお風呂の中で軽くつまむようにもみほぐすことが効果的
  • ピリピリ痛い神経痛症状は、お湯で患部を温めながら軽くさするようにすると、症状が軽減
  • 動かすと痛い関節痛症状も、温かいお風呂の中だと浮力の効果で関節の負担を減らせるので、痛みのある関節をお湯に浮かべるようにして、軽くゆするように運動させると関節の柔軟性をとりもどすとともに、痛み症状も軽減

お風呂ではカラダが温まり軽く汗ばむことを実感しながら、こうした冷えやむくみ取りのボディケアも積極的に行うようにしてみましょう。

image by: Shutterstock.com

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臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

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【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

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