現役アナが教える。ネガティブな感情を言葉で逆転させる3つのコツ

shutterstock_377763775
 

人前で話すあらゆるシーンに役立つプロの技を伝えてくれるメルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』の著者で、アナウンサー歴30年の熊谷章洋さんによる「話し方の表現力を上げる5つのアプローチ」シリーズ。その中で、ネガティブワードを言い換える方法を伝えていますが、今回は、自分の中の悪感情を言い換えるコツを伝えてくれます。マスターすれば、出かけるのが面倒な雨降りの朝も、ポジティブな気持ちで外へと向うことができるようです。

自分を向上させる言葉選び

話す時の語彙力を高める方法の一環として、ネガティブワードを使わずに、他の表現に言い換える方法について考えています。

前回記事までは、「嫌い」「気持ち悪い」など、自分の嗜好性を表明するとき、そして、それと同類ではあるものの、相手や聴衆を巻き込んで「反対」を表明するときのコツについて、お伝えしてきました。

改めて確認なのですが、話す時の語彙とは、新しい単語を覚えることではなく、「新しい言い方を見つけること」

言い換えたいという気持ちと、言い換えるべき方向性さえあれば、あとは、自分の知っている言葉を駆使するだけなのです。

話す時の語彙が少なくなってしまう原因は、言い換えようとする熱意が足りなかったり、惰性でなんとなく一番使いやすい言葉を使ってしまったり、あるいは、どういう方向に言い換えたらいいのかわからないから、だけの問題なのですね。

その点で、ネガティブワードを使わないというのは、あまり使いたくない言葉を、良い言葉に置き換えようとする発想の転換であり、どういう方向に言い換えるべきかは、もう答えがでていますから、語彙を増やす訓練、「ものはいいよう頭」を育てるための入口としては、とても取り組みやすいテーマであろうと思います。

print
いま読まれてます

  • 現役アナが教える。ネガティブな感情を言葉で逆転させる3つのコツ
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け