ただひとつ、難点があるとすれば、こういったものの考え方が定着してくると、たいてい、人と話が合わなくなってきます(笑)
現代の日本、これだけ、禅の精神や、マインドフルネス、潜在意識、アファーメーションなどがもてはやされ、善き人間であろうとする風潮が高まってきているなかでも、きわめて多くの人が、不平不満、批判、悪口をそのまま言語化、音声化してしまいます。
そういう話に対して、ポジティブ言い換えに慣れた人は、どうしても、「でもね…」と返してしまいます。ここが、ものはいいようの表現力を必要とする部分で、ともすると、「なんだよ、良い人ぶって!」「その考えは無理があるんじゃないの」と反感を買いかねませんよね。
もっとも、ポジティブ言い換えも達人級になれば、人格が伴ってきますから、どういう言い方をしても、ありがたく受け入れてもらえるようになるのでしょうが…
不思議なことに、悪口が好きな人は、そういう人同士で集まって、ちょっとした勢力を形成しやすいですから、実社会とのすり合わせをしながら対応する必要があり、若干の葛藤を伴いますよね。
ただ、上述のように、推進力は、理想の自分になることですから、一生をかけたスキルアップだと思って、じっくり取り組んでも、惜しくはないテーマだと思いますね。私もその途上です…。
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2019年11月配信分
- #287(20191118)「自分を向上させる言葉選び」(11/18)
- #286(20191111)「反対の表明のしかた」(11/11)
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