現役アナが教える。ネガティブな感情を言葉で逆転させる3つのコツ

 

ここで大事なのは、ポイント3の、理由を思い描く、ということです。急な土砂降りにあって、うわ、参ったな、ついてない!と思ってしまうところ、その感情をポジティブに「ついてる」と定義しなおしたとしましょう。

まるで念仏のように、ついてるついてるついてるついてる…と唱えるのも、ひとつの方法です。実際私も、ついてるついてる、と、2回繰り返すようにはしています。ただし、もっと重要なのは、ついてると思った理由を想像することなのですね。

いかに、ついてると思い込もうとしても、直面している状況の勢いに流されやすいのが、人情というものです。実際には、目の前に、ついてない現実があるわけですからね。この勢いに流されず、本当にこれは、ついているんだ!と思い込むために、強力に後押ししてくれるのが、理由なのです。

これこれこうだから、ついてる。雨降りであれば、ちょっと休憩しろっていうサインかな、ついてる。農作物も喜んでいるだろうな、ついてる。肌の保湿にもってこいだな、ついてる。買ったばかりの折りたたみ傘が使えるな、ついてる。

月曜日の朝、学校や会社に行くのが面倒だな、という時、自分の能力が発揮できるかもな、これはチャンス。新しい出会いがあるかもな、これはチャンス。人に喜んでもらえることがあるかもな、これはチャンス。美味しいものが食べられるかもな、これはチャンス。

こういった理由のイメージが、理想と現実、ネガティブとポジティブの隙間を埋める、自分自身を説得する力になるんですね。

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