ビジネスモデルは、色々とあっても良いと思います。会社として直接世の中に出しても良いですが、イノベーションを必要としている大企業と組んで、彼らのブランドで売ってもらったり、ジョイントベンチャーを作るのもアリだと思います。作った(もしくは作りかけの)製品やサービスを、個別に事業売却しても良いと思います。
こんな会社であれば、私は是非とも働いてみたいし、他のエンジニアたちにも声がかけやすいと思います。ある意味、私が学生時代に働いていたアスキー出版に似ています。
ハッカソンで発表された製品の中には、「これはちゃんと育てれば成功するに違いない!」と思えるものがいくつかありました。しかし、だからと言って、そんな製品ごとに小粒な会社を作るのは賢くありません。また、それを作ったエンジニアたちも、必ずしも会社を経営したいとは考えていないと思います。そんな良いものを作っている人を、製品ごとこの会社で引き取るのです。
大企業ではイノベーションが起こらず、だからと言って、シリコンバレーのような土壌や文化もない日本には、こんなビジネスモデルこそが適しているのではないかと考えています。
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