現役アナウンサーが教える。誰でも人前で話せるようになる方法

 

コツさえ掴めば誰でも話せるようになる

このような、面白がりポイントの有る無しは、「話す意欲」と直結しています。それは当然ですよね。自分の「話題の引き出し」の中に入っている、言わば持ちネタが、面白く仕上がっているのであれば、人に話したくなるものでしょう。

上手に話したい、と願う人の多くは、実際には、話す機会自体が少ない人、だったりします。話す機会の少ない人の多くは、なんらかの理由で、話すことに消極的になっていて、話すことが楽しいと思えていないんですね。

そして話すことが楽しくない人は、多くの場合、自分の話なんて人が聞いてもつまらないだろう、と思っています。だからこそ、話したくて仕方が無くなっちゃうような話を考える習慣が、必要なのです。

このように、始めから想定していた結論に向かって、芋づる式に話を進めていくと、その結論が出たら終了、ということになるわけですが、事前に思っていた感想なんかより、もっと気の利いた論点、切り口を思いついたりしますよね。後からいくらでも付け足して良いんですよ!!そもそもそこまで考えてから、話し始めようとしていたら、キリがありません。

また、話とは、話しているうちに磨かれていくものですから、後から付け足した表現の方が、むしろ最初に考えた意図を上回って有意義である、可能性が高いものです。

例えば、上記の例で言えば、あとから、「環境問題ってそんな一筋縄ではないでしょ?」というテーマを思いつくかもしれないですよね。それぐらいでいいんです。

話し始められない人は、始めから完璧を求めすぎている傾向があります。話は育てていく、ぐらいの気持ちで臨んだ方が、良い結果が出やすいものです。

image by: Shutterstock.com

熊谷章洋この著者の記事一覧

アナウンサー歴30年、極限の環境で話し続ける著者が、実体験から会得した「話し方のコツ」を理論化。人前で話す必要がある人の「もっと〇〇したい」に、お答えしています。一般的な「話し方本」には無い情報満載。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 話し方を磨く刺激的なひと言 』

【著者】 熊谷章洋 【月額】 ¥346/月(税込) 初月無料! 【発行周期】 毎週 月曜日(祝祭日・年末年始を除く) 発行予定

print
いま読まれてます

  • 現役アナウンサーが教える。誰でも人前で話せるようになる方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け