コツさえ掴めば誰でも話せるようになる
このような、面白がりポイントの有る無しは、「話す意欲」と直結しています。それは当然ですよね。自分の「話題の引き出し」の中に入っている、言わば持ちネタが、面白く仕上がっているのであれば、人に話したくなるものでしょう。
上手に話したい、と願う人の多くは、実際には、話す機会自体が少ない人、だったりします。話す機会の少ない人の多くは、なんらかの理由で、話すことに消極的になっていて、話すことが楽しいと思えていないんですね。
そして話すことが楽しくない人は、多くの場合、自分の話なんて人が聞いてもつまらないだろう、と思っています。だからこそ、話したくて仕方が無くなっちゃうような話を考える習慣が、必要なのです。
このように、始めから想定していた結論に向かって、芋づる式に話を進めていくと、その結論が出たら終了、ということになるわけですが、事前に思っていた感想なんかより、もっと気の利いた論点、切り口を思いついたりしますよね。後からいくらでも付け足して良いんですよ!!そもそもそこまで考えてから、話し始めようとしていたら、キリがありません。
また、話とは、話しているうちに磨かれていくものですから、後から付け足した表現の方が、むしろ最初に考えた意図を上回って有意義である、可能性が高いものです。
例えば、上記の例で言えば、あとから、「環境問題ってそんな一筋縄ではないでしょ?」というテーマを思いつくかもしれないですよね。それぐらいでいいんです。
話し始められない人は、始めから完璧を求めすぎている傾向があります。話は育てていく、ぐらいの気持ちで臨んだ方が、良い結果が出やすいものです。
image by: Shutterstock.com