原因不明の謎ウイルスが中国で猛威。あの「SARS」の可能性も?

2020.01.06
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by 編集部サトシュウ
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SARS(サーズ)」皆さん覚えていますか、この言葉。日本での正式名称は「重症急性呼吸器症候群」といい、severe acute respiratory syndromeの略称として「SARS」で認知されています。新型コロナウイルスの「SARSコロナウイルス」を原因とする新しく発見された感染症で、38℃以上の急な発熱、咳、息切れ、呼吸困難などインフルエンザのような症状がみられます。中国広東省で最初の症例が起こったとされ、2003年に世界中で大きな問題となりました。「もしかしたら、このSARSではないか?」と不安視されている病気が今、中国で広まっているのです。

原因不明のウイルスが蔓延

AFPBBによると、中国当局は3日、原因不明のウイルス性肺炎の発症例を確認したと発表。また、中部武漢市の保健当局によると、発症者数は昨年12月31日時点の27人から44人に増え、うち11人が「重症」だといいます。この発表を受け、2002〜03年に中国で大流行したSARSではないかとの情報が拡散。
肺炎患者はさらに増えて59人に上っている中、中国湖北省武漢市政府は5日、感染源は引き続き調査中としているものの、SARSの可能性を明確に否定したと時事通信が伝えています。

なぜ中国国内ではSARSを懸念しているのでしょうか?大流行した過去を振り返ってみましょう。

中国南部の広東省で発生したとみられているSARSは2003年に流行。中国本土では349人、香港で299人が死亡しました。当時、世界保健機関(WHO)は、実際よりも少ない発症件数を報告していた中国を批判していて、WHOによると、全世界で8000人以上がSARSウイルスに感染したといいます。

今回流行しているのが原因不明のウイルス性肺炎で、重症例も出ていることから、中国国内でSARSではと不安視する声が多く挙がってきているのです。

過去に多くの死亡者を出したことから、中国当局は過剰に反応して騒ぎになることを警戒。武漢市の警察当局は1日、「確証のない偽情報をインターネットで発表したり転送したりした」として8人を処罰したと発表しています。

しかし、もしもSARSだった場合、2003年の時のような恐怖がまた待ち受けているのでしょうか?

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