原因不明の謎ウイルスが中国で猛威。あの「SARS」の可能性も?

2020.01.06
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by 編集部サトシュウ
 

SARSの具体的な症状&感染経路

そもそもSARSとはどんな病気なのでしょうか? 国立感染症研究所感染症情報センターによると、SARSを発症している人や、SARSコロナウイルスとの密接な接触後、通常2~10日(平均5~6日)たって、38℃以上の急な発熱、咳、息切れ、呼吸困難などインフルエンザのような症状がみられます。発熱が初めてみられてから約1週間後に、呼吸困難や咳など、肺炎の症状が現れ始め、それとともに他の人への感染力も強くなって行きます。

また香港からの報告では、下痢症状も比較的多くの方にみられ、頭痛、さむけ、食欲不振、全身のだるさ、意識がはっきりしないなどの症状が見られることもあります。前回の流行時のまとめでは、SARSの可能性があると診断された方のうち、80~90%は発症後6~7日で症状が改善し回復し、10~20%の方が呼吸不全など重症化しているといいます。

感染経路としては、症状のあるヒトからヒトへと感染すると考えられていて、患者が咳やくしゃみなどをした際に飛び散るしぶき(ウイルスを含んだ飛沫)を吸い込むことによる感染、飛沫感染が中心であると考えられているそうです。

前回大流行した際には、SARSコロナウイルスが原因で肺炎になった人のうち、100人に9人~10人が亡くなったことになるそうで、恐ろしい感染症であることに間違いはありません。SARS予防で実用化されたワクチンはまだないといいます。

SARSの可能性は?

これまでの情報を整理すると…
・5日時点で肺炎患者は、中国・武漢で59人。
・全ての症例が武漢の医療機関で隔離され治療を受けている。
・ヒトからヒトへの感染はや医療スタッフの感染例は報告されていない。
・死亡例はなし。
・病原体は未だに不明。

先述した通り、中国湖北省武漢市政府はSARSの可能性を明確に否定しています。しかし、原因不明な状態が続いていることから、市民の不安は解消されたといはいえず、SARSではない新たな病原体では? と更に懸念する声も挙がっています。

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