ガソリン大幅値上げも。米国とイラン対立激化で原油価格が高騰中

2020.01.07
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by 編集部サトシュウ
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年末年始の帰省や旅行で車を使用した方はガソリンスタンドで給油をしたと思いますが、ガソリンの値段いくらだったか覚えていますか?安いと感じましたか?高いと感じましたか?12月のレギュラー看板価格は平均で142.5円。実はこの秋からジワジワと上がっているんです。でも、そんなガソリンの価格が今後もっと跳ね上がるかもしれません。そう、あの影響のせいです。

アメリカとイランの緊張で原油価格が高騰中

トランプ米大統領の命令により、アメリカ軍が1月3日未明、イラクの首都バグダッドの国際空港で、イラン革命防衛隊のガセム・ソレイマニ司令官をドローン攻撃で殺害。アメリカとイランの緊張が一気に高まっています。第三次世界大戦の引き金になるのでは? と不安視する声が挙がっているほどです。両国の間で激しい応酬が行われていますが、今のところ大きな動きはありません。しかし、既に様々なところにこの影響が出始めているのです。

我々の生活に直撃しそうなもの、それは原油です。中東地域で何か起きるたびに、それと連動するかのごとく原油価格は跳ね上がります。

1990年8月に起きた湾岸危機。この時、世界的な油田地帯であるペルシャ湾岸の一部が戦場となったことから、原油価格が急騰。それと同時に、株価が急落するなどの“湾岸ショック”が起きており、中東情勢の緊迫化に対する経済界の不安感は根強いといえます。

では、今回はどうなのでしょうか?イランの周辺には原油輸送の重要拠点であるホルムズ海峡が存在。もし、ここを航行するタンカーなどに被害を受ければ、サウジアラビア、クウェート、イラク、UAEなど周辺国からの原油供給も大きな影響を受ける可能性があります。日本の原油は中東地域からの供給が8割を超えています。石油輸出国機構(OPEC)などの産油国が供給を引き締めるため、価格はさらに上昇するでしょう。

実際すでに原油価格は上がっています

昨年9月の出来事を覚えているでしょうか? サウジアラビアの主要石油施設がミサイルを搭載したドローンの攻撃を受け、イエメンの反政府武装組織フーシが犯行を主張した事件。「ドローンで攻撃できちゃうんだ」と驚いたものですが、この攻撃を受けたことで世界の原油供給の約5%が失われました。その結果、原油価格が急騰し、1バレル=63.38ドルを記録しました。

実はこの高騰した価格から、下がることなくジワジワと上昇し始めていたその矢先に、今回の事件が起こりました。その結果、昨年5月20日に記録した高値を一気に更新してしまったほど、現在も高騰を続けているのです。

果たしてこの先、原油価格はどうなってしまうのでしょうか?そして、我々の生活にどのような影響を及ぼすのでしょうか?

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