子育て支援のプロが断言、幼い頃から体を動かす事を意識すべき訳

 

ですが子供達が成長する上で運動はやはり大切で、これからの学校生活に於いても「体育」など運動することは付いて回ります。ですから、こんな風にお返事をしました。

こんにちは。パピーいしがみです。メール拝見しました。

 

「スポーツについて」と書かれていた件ですが、私は運動ってとても大事だと思っています。と言うのは、小学校から大学まで、授業の中には必ず運動があって、避けることができないからなんですね。だからと言って、とびぬけてできる必要はありません。ですが「とてつもなくできない」場合は(本人が)とても辛いのです。

 

又、運動ってその子の生まれた環境によって、日々の生活が運動に直結している子と、日々生活するだけでは全く運動能力が高まらない子がいます。例えば田舎で生まれた子は、虫を取ったり、魚を取ったり、野原を走ったり、木登りをしたり…それだけで運動能力は上がります。ですが、都会で生まれ、遊ぶものにあふれていて…あまり動き回る必要が無かった子は運動能力が高まる事は少ないです。

 

幼少期はそれでも比較対象が無いので問題は無いのですが、年齢が上がって同じことをクラス全員でやるようになると、必ず人と自分を比べるようになります。「みんなができる事が自分にはできない」と感じたり「私は○○が苦手だ」などと感じる様になって、それが劣等感にもつながりやすいし、特に授業でみんなができているのに自分だけ残されたりすると、それが強い孤独感やさらに自分への嫌悪感を抱くようになってしまいます。

 

ですから運動だけは幼児期からさせてあげて欲しいし、特に都会に生まれた子や、親が運動嫌いな方の場合は意識して運動をさせて欲しいと思っています(親が運動嫌いの場合、さらに運動する機会が減るからです)。ですからはぐりさんが、お子さんが小さい頃「外に連れ出して走ったり、体操教室に通った」のはとてもよかったと思います。

 

でも…ご主人は「無理して好きではないことをやらせる必要はないのではないか?」と言われたのですね…。「好きではない事をやらせる必要は無い」。確かにそうかもしれません。でもそれによって転んだ時に自分の身を守ったり、必要な筋力・バランス力を作る事になるのなら、やった方がいいと私は思っているんですね。

 

習い事って、考え方がいくつかあると思っています。1番として、他の子が持っていない能力を身に着ける事。2番目には、普段の生活では身に付かない事を身に着けるため。3番目には、足りない部分を補うため。そして「好きではない事をやらせる必要は無い」は、1番の考え方の言葉だと思うのです。

 

例えば、怪我をしてリハビリをしなければならない時(これは3番に合致しますが)「嫌だったらやらなくていいよ」とは言いませんよね。多分、本人が嫌がっても「できるようになったら毎日の生活が楽だよ。だから頑張ろう!」と考えると思います。幼少期の運動はこの考えに近いと思うのです。なので、私は是非、幼少期の運動はさせてほしいのですね。

 

ですが、現在は体操教室は止めてしまっても、スイミングは続けているとの事。スイミングは心肺機能が高まりますので、短距離走は苦手でも、長距離走にはとてもメリットがありますから、スイミングだけでも良いので、是非続けてほしいと思います。後は、アスレチックなど親子で遊びに行ったり、日常的に体を動かすことを意識してほしいです。私はそのように考えますがいかがでしょうか?

ご主人に「無理して好きではないことをやらせる必要はないのでは?」と言われ、悩まれていたはぐりさんでしたが、このようなお返事を頂きました。

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