選手から延期を求める声
東京オリンピックの延期を求める声は、海外のトップ選手からもあがり始めた。「平常通りできるとの確約が得られない限り延期すべき」と主張したのは、陸上男子800メートルで東京五輪出場を目指すガイ・リアモンス選手。安倍首相の「予定通り開催したい」という発言に対して、「間違いなく開催されるという確信を得られなかった」と話し、開催時期については10月以降を希望。可能であれば2021年または2022年まで延期すべきだと主張している。
また、オーストラリアのニック・ビドー・コーチは、「日本が開催できる状況になったとしても、選手団を派遣できるかどうかは各国の十分な検討が必要」と言及。イギリス政府も感染のピークを5月か6月と見込んでおり、延期が妥当のようにも思われる。
東京五輪理事は延期を主張
東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の高橋治之理事は「1、2年の延期を検討すべき」と主張してきた。2021年は7月に水泳世界選手権が、8月に陸上世界選手権が予定されていることから、「2年後」との考えも固まりつつあるという。高橋理事が主張する「2年後」は、新型コロナウイルスの影響が完全に収束した時期かつ、WHOが示しているワクチン準備期間の目安と一致する。複数の組織委理事が賛同しているが、組織委のなかには「無観客での開催が最も現実的」など反対意見もある。延期案については3月30日の理事会で話し合うとみられている。
Twitterの声
はっきりいってコロナウイルスより、この期に及んで予定通りにオリンピックを開こうと躍起になってる全く現実を見てない日本政府のがよほど怖いわ。
— 愛国心の足りないなまけ者 (@tacowasabi0141) March 16, 2020
いま、もっともトップを走っているワクチン開発はアメリカの民間会社のワクチン。
中国のが、そのつぎかな?
それが例え東京オリンピックに間に合ったとして、どうして、それが東京オリンピックの選手&参加者に接種できる保証があるのだえ?— 笹山登生 (@keyaki1117) March 16, 2020
各国首脳は自国の対策に必死で、オリンピックどころではないだろう。日本も財政出動で経済危機を乗り越えるという強いメッセージを出すべき。このような状況で二兎を追うべきではない。
— 山口二郎 (@260yamaguchi) March 17, 2020
東京オリンピックは延期した方が日本としては得なんじゃないだろうか。「まだオリンピックがある!」というか細い希望でもなければこの不景気は乗り切れない気がする。
— 「見てほしい。コメントするな」どうしろと? (@depon2010) March 16, 2020
個人的にはオリンピックは無理してやらなくても良い気がするのです。懸念しているのは、もしオリンピックまでに武漢ウィルスの感染が収束していても、オリンピックをきっかけに再び感染拡大するようなことがあったら日本の責任になることです。中国は恐ろしい反日キャンペーンを始めるでしょう。
— エミン ユルマズ (JACK) (@yurumazu) March 16, 2020
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
source:毎日新聞、NHK、産経新聞、時事通信、日刊スポーツ
image by:Kathy Matsunami / Shutterstock.com