涙目や鼻水にはご用心。鍼灸師が教える粘膜系統を丈夫にする方法

shutterstock_203140567
 

5月に入って急に暑くなり、涙目になったり鼻水が出るなどの症状はありませんか?暑い方に向かう時期の急な気温の変化も風邪の引き金になると注意を促すのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者のぶ先生です。今回の配信では、簡単に涙目や鼻水を予防し、粘膜系統を丈夫にするマッサージの仕方を教えてくれました。

風邪の予防

涙目や鼻水には要注意

ゴールデンウィークが明けると、暦では初夏です。毎年、ゴールデンウィークを過ぎると、急に気温が上昇して暑さに耐えられない体がすぐに熱中症になりやすいです。同時に春の疲れが最も出やすいころ。

「五月病」もこの時期からはやり始めます。気を張り続けて感情のエネルギーが消耗すると、風邪をひきやすくなります。寒さばかりでなく、暑さによる急な気温の変化も、風邪の引き金となります。

この時期、涙目や鼻水がうっすら止まらないということ、ありませんか。これは抵抗力に関係する粘膜系統の働きに負担がかかっているサインです。すでに抵抗力が落ちていて、風邪をひき始めている兆候ですね。

感染症は粘膜から

炎症が起こり始め、乾きやすくなっている粘膜は、感染症をおこしやすくなっています。カラダは風邪に反発できるように、粘膜を潤すために涙や鼻水を過剰に分泌するわけです。また、炎症が起き始めて粘液が乾きやすい状態だと、日差しや風に目鼻の粘膜がさらされるだけで、過剰に分泌物を出すことがあります。

抵抗力が落ちて、目鼻や口腔内、のどの粘膜が乾き始めると、涙や鼻水、口臭や歯ぐきの腫れ、声が出にくかったり、誤嚥(むせやすい)や咳が出やすくなります。

粘膜系統を丈夫にするには

主に呼吸や抵抗力に関する免疫系統の血流をよくするには、目頭から小鼻までの鼻筋を丁寧に指先でさすることが効果的です。のどの腫れや口内炎ができる前だと、涙目や鼻水の予防になりますし、日差しや風の過敏症状も出にくくなります。

空気の変化や感染症に向き合うカラダの最初の「関所」です。鼻筋をこまめにさすることで、手軽に体の抵抗力を高める養生を試してみてください。

image by: shutterstock

鍼灸師・のぶ先生この著者の記事一覧

臨床歴20年の鍼灸師。東京都杉並区在住。「やさしい鍼」という流儀で治療を行っている。小学生の娘2人をもつ、子育て真っ最中のパパでもある。メルマガには季節にあった体に負担のかからない暮らし方、食事のとり方が書かれているので、そのとおりに過ごせば病知らずです。

有料メルマガ好評配信中

  メルマガを購読してみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」 』

【著者】 鍼灸師・のぶ先生 【月額】 660円/月(税込) 【発行周期】 毎週金曜日

print
いま読まれてます

  • 涙目や鼻水にはご用心。鍼灸師が教える粘膜系統を丈夫にする方法
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け