ある程度の経済的自由と、健康がないと、新たなことに挑戦したくてもできない。先の「経済動向トレンド情報」も武器にはなります。そのためには土台がシッカリしていないとダメです。その土台が、「資本」。現代のビジネスマンの資本とは、ある程度の資産把握と、健康体です。そこがグラグラなのに、鮮度が短い情報ばかりを追っても、おそらく役には立たない。自分の給与明細の見方も知らないのに、先物取引に手を出すのは、ジョギングしたこともないおじさんがいきなりトライアスロンに挑戦するようなものです。(相変わらず、たとえがヘタだな)。
くどいようですが、老後のお金を死守するために、長生きするために、まずは「資産運用」と「健康管理」の情報を得て、勉強しましょう、と言ってるわけではありません。それらを資本に、これからも新たな何かに挑戦するために、自身の「土台」を知っておこうよ、という話です。
僕なんか、例えば、健康診断で異常ナシ、と検査結果が出たら、「よし!このまま、身体にやさしい生活で、この健康体をキープしよう!」とまちがっても思わないもの。「お!まだイケるんだな、もうちょい無理できるんだな」としか思わない(あきらかに、間違えている思考かもしれませんが…)。
例えば、年度末に黒字決算で締められたとして、「よし!余剰金をそのまま手堅いインデックスファンドにつっこもう!老後まで引き出さないぞ!」とまちがっても思わないもの。「お!これを資本金にして、ちょいギャンブル性高いけれど、やりたかったあのビジネスに挑戦できるな」としか思わない(←うん、やっぱり間違えてる)。
これはさすがに、ちょっと極端な例かもしれませんが、だとしても、資産のための資産も、健康のための健康も、僕にはそう意味が見出せません。最終目的の項目に、資産も、健康も置きたくない。あくまで「手段」でしかない。この金で、この身体で、なにを追いかけるのか、なにが実現できるのか、なにを社会に貢献できるのか、それが目的になります。そのためには多少の経済的余裕と、ある程度の健康体が必要になります。
「今現在、世界の経済状況はどうなっているか」「マーケットにおいて、注目されている新たなビジネスモデルはなにか」。それらのトレンド情報を追いかけたいなら、まずは、自身の経済状況、健康状況を把握してベースを固めてください。情報収集なら、どうせなら、そのための情報から先に収集してください。
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