「アベノミクス」政策は次期政権でも継続されるのか?
2012年末、安倍第2次政権が誕生して以来、株価は上がっています。
日経平均株価は出発点の8000円台から2万4000円台まで上昇、約3倍になっています。アベノミクス相場です。このアベノミクスという政策が継続されるかどうか? 私のような投資家にとっては重大事です。
今のところ「ポスト安倍」候補は3人にしぼられつつあると見ています。
本命:岸田政調会長、対抗:石破元幹事長、ダークホース(穴馬)として菅官房長官。菅・本命説もあります。おそらくこの3人のうち誰かが次の首相になるのではないでしょうか? 「安倍4選」はないと思います。
むしろ安倍総理の胸のうちは、長いデフレ不況を克服し、ここまで日本経済を回復、株価も上昇、トランプ大統領との良好な関係、日米同盟の堅守、そして東京オリンピックの開催を花道に後継者へバトンタッチという展開を望んでいるのではないかと推測します。
そして、今回の総裁選挙には次の次の候補たちも手を上げるものと思われます。
ついでに、次の次の候補のお名前を私の独断と偏見で上げさせていただくと、河野太郎防衛大臣、茂木敏充外務大臣、加藤勝信厚生大臣、西村康稔経済再生大臣、以上が安倍内閣の現役閣僚。5人目に小渕優子元経済産業大臣、そして、林芳正、宏池会(岸田派)座長、世耕弘成参議院自由民主党幹事長。最後のお二人は参議院議員ですが、林氏はもし次の首相が岸田氏なら次の次には有力候補となります。
また世耕氏も安倍首相の側近中の側近。長く官房副長官をつとめ、参議院からは初の経済産業大臣に抜擢されました。次の政権でもアベノミクスが継続されるなら、参議員というハンディキャップはあるものの、西村氏とともに清和会(安倍派)の次の次の有力候補となるでしょう。
また日本の初代女性首相候補としては、まったく下馬評にはあがっていませんが、小渕優子氏が有力と見ます。なんと言っても、小渕恵三という、誰からも好かれた元首相の血を引いて、旧経世会(現竹下派)の希望の星です。
どちらにしても、次の日本のリーダーの資質が日本の未来の命運を決めることは間違いありません。
もうひとつは米国大統領選の行方です。トランプかバイデンか? 次の米国大統領が誰になるかによって世界の潮流は変ります。この米国の次のトップが決まる2020年11月3日は世界の政治と経済の転換点となります。
勿論、日米の株価の行方を大きく左右するでしょう。
image by: 首相官邸