韓国の「旭日旗敵視」はエスカレートする一方のようです。先日、TikTokの女性フィリピン人インフルエンサーが旭日旗のタトゥーをSNS上にアップしたことを、韓国ネット民が猛批判。当人が謝罪したにもかかわらず一部韓国人が「貧しいフィリピン人は学がない」などと書き込んだため、フィリピンのネットユーザーが激怒し嫌韓感情が高まっていると報じられています。しかし、「そもそも韓国が旭日旗に難癖をつけ始めたのは最近のこと」とするのは、台湾出身の評論家・黄文雄さん。黄さんはメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で今回、韓国人が旭日旗を戦犯旗と言い出したきっかけを紹介するとともに、世界のどの国にも「旭日旗を戦犯旗と認識している人などいない」という事実を韓国人にこそ伝えるべきと記しています。
※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年9月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。
【韓国】歴史を知らない韓国人が歴史を説教する厚顔
● 「韓国、取り消せ」怒り…フィリピンを騒然とさせた韓国人のコメント
● 人気インフルエンサーの「旭日旗タトゥー」をめぐり韓・比ネットが激しい舌戦
フィリピンでTikTokの人気インフルエンサーであるベラポーチさんという方が、左腕に旭日旗柄のタトゥが入った写真をSNSに掲載したところ、韓国のネットユーザーから激しい批判を浴び、フィリピンのネットユーザーがこれに反撃するという事態が発生しているそうです。
ベラポーチさんは、韓国からの批判を受けて、「旭日旗の歴史的背景を知らなかった」と謝罪し、タトゥを消すことを約束したそうですが、韓国ネットユーザーが「貧しいフィリピン人は学がない」などとバッシングを続けたことで、フィリピンのネットユーザーが激怒、「キャンセル・コリア」という運動に発展しているそうです。
旭日旗に対する韓国の言いがかりについては、このメルマガでも何度も述べてきました。そもそも韓国が旭日旗に難癖をつけ始めたのは、2011年1月のサッカー日韓戦で、韓国側の奇誠庸というサッカー選手がサルのようなポーズを行い、それが日本人をバカにしていると大問題になった件が発端です。
奇誠庸選手はそのような人種差別的な行いをした理由として、「観客席で旭日旗が振られていたため、カッとなった」ということでしたが、その会場で旭日旗が振られたという事実はなく、奇誠庸選手はあれこれと理由を変えて抗弁したのです。
この嘘から始まり、この嘘を正当化するかのように、韓国での旭日旗批判が突然として始まったのです。彼らは旭日旗を「戦犯旗」などと呼び、ナチスのハーケンクロイツと同じだなどと主張するようになりました。
当初は韓国の一部の人間が言い出したホラ話から始まったのですが、2018年10月には、韓国の済州島で行われた国際観艦式において、韓国政府は日本政府に対して旭日旗の掲揚を自粛するよう要請を行い、そのために日本側は観艦式をキャンセルするということがありました。
旭日旗は日本の陸上自衛隊では自衛隊旗、海上自衛隊では自衛艦旗となっていますし、これまでの韓国と一緒の観艦式でも、韓国政府は何ら問題視してきませんでしたが、韓国国内の輿論に迎合するように、日本にいちゃもんをつけてきたことは、記憶に新しいところです。
今回はフィリピンを巻き込んでの騒動になったわけですが、問題は、ベラポーチさんが韓国側の言い分をすんなり受け入れてしまったことです。彼女は1,600万人近いフォロアーを持っているそうですが、その彼女は、「他の人にも旭日旗についての歴史的背景を広める」と宣言しています。ウソの拡大再生産に協力してしまうことになりかねません。